今回は、子ども文庫 Pippi＆Lotta(ピピロッタ)をご紹介します！
ピピロッタは、鳥取市徳吉にある個人宅の一室を開放した家庭文庫（小さな図書館）です。赤ちゃん向けの絵本から小学校での読み聞かせ向けの絵本、小・中学生はもちろん、高校生や大学生、大人におすすめの児童書も数多く取り揃え、「本の小べやFika（フィーカ）」（離れの分室）と併せて児童書を中心に約2,000冊の本を無料で貸出ししています。
ピピロッタは子どもから大人まで利用することができ、児童書を通して楽しめる場所です。コロナ禍の中でも、ドライブスルーで本の貸出しを行うなど、情勢の変化や子育て家庭のニーズに対応してきました。
書棚に所狭しと並ぶ絵本や児童書の数々。
【ご案内について】
○室内、ドライブスルーを併用してご利用いただいています。室内利用の場合は1グループ1時間、ドライブスルーでのご利用は1時間2組までです。
○本のアルコール消毒や換気等、基本的な感染症対策を行っています。
○急きょ開館を中止する場合があります。
子ども文庫 Pippi＆Lotta(ピピロッタ)
５０音順に並ぶ絵本、大型絵本、昔話、読みものなど、わかりやすく表示されています。
（写真左）押入れの空間を利用した小さなお部屋は、子ども達のお気に入りの場所♪
この中に入って、本を読んだりおもちゃで遊んだりできます。お母さんと一緒に絵本を読んだり、時には一人でおままごとやお人形遊びに夢中になったり、楽しみ方は様々です♪
分室 本の小べやFika（フィーカ）
ピピロッタの部屋から廊下を通じて少し離れた分室「本の小べやFika」は、落ち着いた雰囲気。中学生や高校生も過ごしやすく、ソファでゆったりとくつろぎながら読書が楽しめます。
＜子ども文庫ピピロッタの５つのお約束＞
１．貸出冊数は、ひとり10冊まで、貸出期間は2ヶ月です。期限を過ぎる場合は連絡しましょう。
２．ピピロッタでは、ケータイゲームなどはしません。
３．本は大切に使いましょう。やぶる、らくがき、なくしてしまったときは代金をはらっていただきます。
４．ピピロッタでも家でも、ピピロッタの本を読みながら食べたり飲んだりはしません。
５．本にさわるときは、手をきれいにしておきましょう。
（※皆さんに気持ちよくご利用いただくために文庫に来てくれる子どもたちと大人が案を出し合い約束事として決まりました。）
＜オーナーの塩 邦恵さんからお話を伺いました！＞
地元が九州ということもあり、鳥取に住み始めたころは頼れる親戚や友達もいなかったので、どちらかといえば引きこもりがちに子育てをしていました。子どもに絵本を読んだり、読み聞かせの活動を始めたりすると、どんなものを読んだらいいのかわからないという悩みにぶつかることも多々ありましたが、絵本について学ぶ中で素敵な出会いに恵まれ、本当に色々な方のおかげで、この「子ども文庫」という小さな営みを続けることができ嬉しく思います。
コロナ禍では運営に頭を悩ませましたが、鳥取県の平井知事が日本で初めてドライブスルーでＰＣＲ検査を実施されたことにヒントをいただき、本の貸出しもドライブスルーでやってみるなど試行錯誤しながら運営しています。
「コロナで他の図書館は閉まっていたけど、ここが開いていて良かった」とホッとされる保護者さんもおられ、やっていて良かったと思いました。
文庫にある児童書は、我が家の子どもたちの成長と共に増えていき、現在2,000冊の本があります。「うちの子、本が苦手みたい…」「どんな絵本を読んだらいいでしょう…」「絵本に興味を示しません」など、いろんな本の悩み一緒に考えましょう。『ピピロッタ』が子どもを連れて安心して遊びに行ける場所となり、子育てに絵本を取り入れてもらえれば嬉しいです。
お子さんと一緒に来られるお母さん、お父さんやおばあちゃんの姿もあり、家族で遊んだり絵本を楽しんだりでおられます。本を通して幅広い世代の方とつながりが持てるのも嬉しいですね。ぜひ親子・お友達同士で、もちろんお一人でも遊びにおいでください♪
「自分にとっての特別な一冊に出会ってほしい。マスクをはずし、本の読み聞かせをしている時の子どもたちのキラキラとした表情にやりがいを感じている。」と、嬉しそうに話す、オーナーの塩 邦恵さん。
≫≫子ども文庫 Pippi＆Lotta(ピピロッタ)≪≪
〒680-0933 鳥取市徳吉
メールアドレス：shiokunie@gmail.com
【Facebook】https://www.facebook.com/kodomobunko.tottori/
【Instagram】https://www.instagram.com/pippilotta.fika/?hl=ja