とっとり子育てプレミアムパートナー

企業・地域型 きら☆きら保育園

きら☆きら保育園は平成30年3月から働き方に応じた多様で柔軟な保育サービスを提供するために開園された企業主導型保育園です。
新築・木造で年中快適な園舎では、薄着・素足保育を実施し、1歳から就学前の子どもたちが元気に通っています。自然プログラムとして日南町や大山、和田の農園などへ園バスで出掛け、四季を通じて年齢に応じた園外活動を行い、季節の遊びを取り入れています。

 

<日南町にある「古民家かつみや」さんで、菜園活動&自然探索♪>
きら☆きら保育園の子どもたちは、日南町にある「古民家かつみや(以下、「かつみや」と言います。)」で年間を通して遊びの中で自然とふれあったり、野菜の苗植えから収穫を体験する自然体験プログラムを実施しています。
「かつみや」は、オーナーの宮本さんご夫婦が運営されている古民家で『採って・見て・食べて・遊んで・泊まって』をテーマに自然の中で五感を蘇らせる体験型農家民泊として、古民家を中心に昔ながらの日本の暮らし・自然体験を存分に体験できます。

~白菜を収穫して鍋にして食べよう!~
今回は、年少児と年中児が「かつみや」を訪れ、収穫した野菜を美味しく食べるまでの体験に密着取材した様子をご紹介します♪
 
「かつみや」に園バスが到着し、園児が次々に降車すると、「おはよう!よう来たねえ。」と、ニコニコと嬉しそうに園児を出迎える宮本さんご夫婦(左側)。始めに「今日はみんなが植えた白菜を収穫して、白菜鍋にして食べましょう!」と、ご主人からお話がありました。

―白菜の収穫に挑戦!―
 
左右の安全を確認し、畑へ出発!
この日は青空が広がり、空気が澄んで気持ちの良い天気でした。

 
畑に着くと、とても大きな白菜が畑いっぱいに実っていました。「わあ、おっきくなっとる~!」「すごいー!!」と、子どもたちは大きく成長した白菜に驚いた様子でした!

 
「どれがいいかなー?」と、葉を掻き分けながら収穫する白菜を探している子どもたちに、「白菜の真ん中を触ってみて固いのが美味しい白菜だよ!」と、かつみやの奥さんが美味しい白菜の見分け方を教えて下さいました。並んでいる白菜を順番に触っていき、収穫する白菜が決まった子どもたちは「先生、この白菜固いよ!こっちに来てくださ~い!」と先生に知らせていました。子どもたちは先生や宮本さんご夫婦のサポートを受けながら大きな白菜を収穫していました。

 
ずっしりと重たい白菜は、運びだすのも一苦労。2~3人で抱え「よいしょ、よいしょ。」と悪戦苦闘しながら一生懸命な様子でした。運んでいる子の周りでは、「がんばれ~!」と応援する子もいました。

 
白菜の外側の固い葉を2、3枚程剥いで綺麗にし、手押し車に乗せて「かつみや」さんまで帰ります。この日はみんなで力を合わせて4つの立派な白菜が収穫できました!「引っこ抜いていたね!先生はビックリしました!!」と話す先生に子どもたちが「イエ~イ!やったあ♪」と喜んでいました。さあ、次は白菜鍋の準備だあ♪

―白菜をちぎってみよう!―

手を洗い、マスク・エプロン・三角巾を付けたら準備完了!
始めに先生から「走ってお友達とぶつかると危ないので、あわてず、走らずにやっていきましょう!」とお話がありました。

 
(写真左)洗った白菜の葉を手でちぎり、鍋の具材に加工します。
(写真右)「だんだんと手が冷たくなってきた~。」と言いながら葉っぱをちぎる子どもたち。

 
(写真左)ちぎった白菜をみんなで味見しました。「甘い~♪」「シャキシャキしとる!」
(写真右)白菜をちぎって、固い茎と柔らかい葉に分けたら鍋の準備完了!

―鍋の中にちぎった白菜を投入♪―
 
囲炉裏の炭火で暖かくなった部屋に入り、事前に用意されていた出汁の入った大きな鍋に子どもたちが順番に白菜を入れていきました。片手で少しずつ入れる子がいたり、両手で豪快に入れる子がいたり、白菜の入れ方にも個性が見られました。白菜鍋は子どもが喜ぶウインナー入り♪

―待ってました!お昼ご飯は「白菜鍋」♪―
 
(写真左)「すっごく美味しい♪」と、味見をしている先生に「ずるい~!」と反応する子どもたち。
(写真右)グツグツと煮えて白菜鍋が完成!おうちの方が持たせてくれた手作りのおむすびと水筒を準備したら、「いただきま~す!」

 
採れたての白菜は鍋に入れると旨味が増し、白菜鍋の美味しさに2杯、3杯とおかわりする子どもたちが続出!温かくて美味しい鍋に心も体もポカポカになりました。とってもおいしい白菜鍋、ごちそうさまでした♪

 

~古民家の裏山を散策しました♪~
 
白菜鍋が煮えるまでの間、古民家の裏山を探索しました。自然の中でマイナスイオンを浴びながら、しっかりとした足取りでどんどん山を登っていく子どもたち。裏山には樹齢200年といわれる、見上げるほどの大きな檜の木が生えていました。

 
(写真左)中には転んで尻もちをつき、ズボンが泥んこになっている子もいましたが、転んでも大丈夫!「あら、素敵なお尻になったね~♪」と、先生がフォローされていました。
(写真右)「はい、ポ~ズ!」みんなで好きなポーズをとって記念写真を撮りました♪

年間を通して何度もこの裏山に登っている子どもたちは、歩くペースが早くて驚きました!とっても元気いっぱいのきら☆きら保育園の子どもたちでした♪

 

<施設長の稲田さんからお話を伺いました!>
本園は、地域の方との交流や自然とのふれあいを大切にしながら、自然体験活動を積極的に保育に取り入れています。子どもたちの安心安全を考慮しながら、できるだけ戸外遊びや散歩を通して四季折々の自然に触れる機会を設け、子どもたちの豊かな感性を育み、また、異年齢との関わりを通して思いやりの心や信頼関係を築きながら、元気な心と体を育んでいきたいと考えています。

今回は年少児・年中児が「古民家かつみや」さんに出掛けましたが、一週間前には年長児が体験をさせてもらいました。宮本さんご夫婦には、いつも本当にお世話になっています。2歳児から年長児が毎週交代で遊びに出掛け、野菜の苗植えをしたり、水やりや肥料の液肥を撒いたり、収穫を体験する菜園活動や、虫捕り・沢遊び・裏山探索・雪遊びなど年間を通して自然の中での体験を楽しんでいます。

菜園活動では収穫体験はもちろん、畑でできる農作物がどのように成長していくかを観察しています。自分たちで作ったペットボトルのジョウロで水やりをしたり、草取りなどの世話をしながら農作物の成長過程を知り、子どもたちと一緒に本格的な野菜作りを楽しんでいます。“おいしい” というだけでなく、作物を収穫する喜び、食べる喜びを味わいながら食への関心を広げ『食育』に繋げることも大切にしています。

もともと行っていた活動が認証され、改めて自然体験活動について考える良い機会となりました。これからも地域の方や保護者の方々に支えていただきながら、豊かな体験を積み重ねていきたいと思っています。


どんな時も子どもたちに寄り添う、施設長の稲田さん。

 

≫≫きら☆きら保育園≪≪
鳥取県米子市新開6-11-8
TEL:0859-21-1711
HP:http://chuchu-panda.jp/publics/index/87/