みんなで子育てに取り組もう！
鳥取県では、子どもを安心して産み育てられる社会を実現し、子どもたちが夢と希望を持って健やかに成長できるよう、地域みんなで子育てを支えあう『とっとり子育て隊』を創設しています。まずは、一人ひとりができることから、身近で実践できる小さな活動を積み上げながら、支援の輪を拡げましょう！今回は、隊員の徳中由美子さんの活動をご紹介いたします。
「ひだまりサロン」は平成１８年にスタートしたものの、立ち上げて５年で中止になりました。しかし、その後必要性を訴え続けた事が実を結び、平成２９年４月より産後サロンとして復活しました！
子育て隊隊員 徳中由美子 さん
鳥取市子育て支援ネットワーク代表。
鳥取市子育て応援隊隊長。
過去に入院していた時、「ワゴンにたくさん本を乗せて病室に回って来られたボランティアの方に優しく声を掛けてもらった事で痛みや不安が癒され、心から人の温かさに触れたような気がした。」と、自身が“ボランティアをやりたい”と思うきっかけの一つになったエピソードを話す徳中さん。
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◆活動のきっかけ
活動を始めたきっかけは、鳥取市子育て応援隊に応募して活動を始めた事です。活動を始めて３年目から隊長に任命されて今年で１６年目を迎えます。応援隊の活動範囲は広く、子どもを生みやすい環境づくりから母体づくりに始まり、妊娠から出産、子育て、そこからお子さんが成人するまでの家庭と社会の環境づくり、また、鳥取市を担う子ども達を育む為に出来る事を考え、実践する事です。”お母さんに元気がないと元気な(健全な)子どもは育たない！ 育ったまちで子どもを産み育てたいと思ってもらえる『元気なお母さん』づくり“に焦点を置いています。
◆活動内容について
「ひだまりサロン」は、生後２ケ月から６ケ月までの赤ちゃん(第一子)とお母さんを対象に、母親同士の交流や、子育て相談などを行う産後サロンとして運営しています。時間の半分は、お母さん同士の座談会としてたっぷり時間をとり、お子さんの自慢、困った事、楽しい事など何でも話し、お母さん達と子育てトークを楽しみながらリフレッシュしていただいています。お子さんが泣いてしまって話せない時は私達が代わりに見守っています。終了３０分前にはベビーマッサージをしたり、風鈴の音色を入れながら絵本の読み聞かせなどをしています。
最後はアンケートを実施して家庭や地域の子育て支援の実状を知り、メンバーでも話し合うようにしています。
「ひだまりサロン」は、ママが保健師や助産師等に日ごろ気になっている事を話したり、気軽に相談できる場です。(写真は「ひだまりサロン」開催時の様子。)
◆今後の取り組みについて
子育て支援ネットワークは、鳥取市の子ども・子育て支援事業計画の中で支援との結びつきを強くしていく目的で平成２７年に立ち上げました。各支援団体の活動を知ってもらう事を目的に「子育てフェスタ」を開催したところ２００組近い参加があり、開催２年目を迎える中で、一時的な楽しい時間で終わりではなく、継続してお母さん達の不安を取り除ける方が、より『元気なお母さん』づくりになるんじゃないかとメンバーの考えが固まった事で「ひだまりサロン」を復活させることが出来ました。その中で、「鳥取市新元気プラン」の目標である「健診受診１００％」を目指す為、じっとしている事が難しい年齢でもある１歳半健診の見守りを各団体で担当を振り分け、年間を通して実施しています。
今後は食育アドバイザーの資格を活かしてサロンの中でも手軽に出来るおやつなど、試食も兼ねて提供できればと考えています。
(「ひだまりサロン」については、https://tottori.city-hc.jp/open_announcement/place/ をご覧ください。)