とっとり子育て隊通信vol.8

みんなで子育てに取り組もう!
鳥取県では、子どもを安心して産み育てられる社会を実現し、子どもたちが夢と希望を持って健やかに成長できるよう、地域みんなで子育てを支えあう『とっとり子育て隊』を創設しています。まずは、一人ひとりができることから、身近で実践できる小さな活動を積み上げながら、支援の輪を拡げましょう!今回は、隊員の山口輝幸さんの活動をご紹介いたします。

園児と山口さんの集合写真
物づくりを始めて20年。6月には鳥取市にある「むつむ保育園」で竹風鈴づくり教室を開催!

竹風鈴を作っている様子
子育て隊隊員 山口輝幸 さん 

物づくりが好きな鳥取市出身の山口さんは、 ボランティア活動を通して、子どもから大人まで幅広い世代に作ることの楽しさを伝えている。

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◆活動のきっかけ


物づくりが好きで、活動を始めてから20年経ちますが、自然にある身近な材料を使うことでお金をかけなくても楽しめる物づくりをたくさんの人に知ってもらいたいと思ったことがきっかけです。

今はお金で何でも買える時代になりましたが、物づくりの体験を通して、“作ってみたい!”をイメージしながら、完成した時の喜びをみんなで分かち合ったり、教え合うことで、コミュニケーションや世代間交流が図れたら良いなあと思っています。みんなの喜んでくれる姿が見られるのが嬉しくて、楽しみながら活動を続けています。

 

◆活動内容について


主な活動場所は鳥取市が中心で、市内にある保育園や公園、人権センターなどで活動をしています。春から夏の時期は竹で風鈴を作ったり、冬はクリスマスリースを作ったり、年間を通して物づくりをしています。竹風鈴に使う竹やリース作りに使う植物のツル、どんぐりや松ぼっくり、ナナカマドの赤い実などを自分で山から採ってきて、季節感のある飾り付けを楽しんでいます。

また、今年の6月には、鳥取市にある「むつみ保育園」の年長児さんを対象に、初めての竹風鈴を作る教室を開きました。竹にひもを通すのが竹風鈴づくりの一番の難関で、上手にひもを通す子や苦戦しながら挑戦する子など、それぞれ先生や私と一緒に物づくりを楽しんでおられました。


「ひもを通すのが難しかったけど、作るのが楽しかった!」と話す、むつみ保育園の園児。(写真は、山口さんの物づくり教室で園児が作った竹風鈴。)

 

◆今後の取り組みについて


これまでは鳥取市内の公園に遊びに来られた通りすがりの親子を対象に物づくりのイベントを開くことが多かったのですが、最近では子育てサークルなどの団体や施設、カフェなどから「お店で竹風鈴を作ってみたいのでワークショップを開いてほしい!」と色々なところから声をいただいています。

また、毎年クリスマス前になると、鳥取療育園の利用者の方へ自分が作ったリースをプレゼントするというのが、私の恒例である楽しみの一つです。今年のリースはどんな仕上がりになるか、今年も喜んでいただけるかな?と、今後の楽しみが広がっています。

ご依頼があれば、物づくりの教室を開いています。物づくりは、お子さんから大人の方まで楽しんでいただける内容なので難しいことはありません。ぜひ、一緒に物づくりを楽しみましょう!

(「とっとり子育て隊」については、https://www.pref.tottori.lg.jp/kosodatetai/ を ご覧ください。)