とっとり子育て隊通信vol.10

みんなで子育てに取り組もう!
鳥取県では、子どもを安心して産み育てられる社会を実現し、子どもたちが夢と希望を持って健やかに成長できるよう、地域みんなで子育てを支えあう『とっとり子育て隊』を創設しています。まずは、一人ひとりができることから、身近で実践できる小さな活動を積み上げながら、支援の輪を拡げましょう!今回は、隊員のつのださちこさんの活動をご紹介いたします。


着られなくなったベビー&こども服などをみんなで交換する子育て世代支援事業「米子おさがり交換会」。
2016年9月から通算10回開催されています!


子育て隊隊員 つのださちこ さん

米子おさがり交換会代表。
Schublade(シュプラーデ)おかたづけの引き出し代表。

参加は 0歳から小学生のお子様をもつご家族が多く、お孫さん用にと参加されるおばあちゃんや、妊婦さんが「どのような洋服やグッズがあるといいかわからない」と質問してきてくれたこともあり、嬉しかった。と喜びのエピソードを話す、つのださん。

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


<とっとり子育て通信Vol.10ダウンロード>

 

◆活動のきっかけ


活動を始めたきっかけは、自分の子どもが小さい時に、友人とおさがり品を行き来させたり、親戚からおさがりをたくさんもらい受けたりする中で、次第に収納場所を圧迫し、結局着ないまま、活用しきれなかった洋服などがあったことから、おさがりを地域で循環する仕組みがあれば、必要な量だけを必要な時に手元に置けるのでいいなと思ったことがきっかけでした。整理収納アドバイザーとして親子での片づけをすすめる中でも、おさがり品の扱いは悩みに良く上がる事でもあり、その視点からも何か便利にできない物かと思いトライしました。

 

◆活動内容について


一番最初は、喫茶店様の協力で会場を提供していただいたのですが、共催してくださる際には企業様の店舗で収集を引き受けてくださった時もあり大変助かりました。初めは、私中心に個人的におさがりを収集し、自宅保管しながらの活動でしたが、現在は開催前からおさがり品を募集してサイズ別に選別し、沁み・汚れをチェックして状態を判断し、喜んでもらえる物を当日会場に並べています。受付等スタッフは、全てボランティアで賛同していただく方が増え、輪が広がっています。

また、交換会では子育て世代のママ・パパや親子で楽しめるワークショップを同時開催し、交流の場になる事を目指しています。


参加者からは「安く、状態の良いおさがりが手に入り助かった。」「おさがりを他の方に役立ててもらえるので、また提供したい。」などのご意見が寄せられています。

 

◆子育て中のママ・パパへのメッセージ


子育て中はどうしても子ども優先の毎日になってしまう。そんな一生懸命な方にこそ、ご自身の時間を少しでもとってリフレッシュしてほしいです。お母さんがニコニコしているなら、お弁当を買って済ませてもいいし、ちょっとぐらい散らかっていてもいいんじゃないかと思います。私自身、子育てとはこうしなくてはという固定概念に縛られて苦しくなった経験があるので、親子共にやりたい事ができるように枠を外していけば、自立して、それでいて気楽な毎日が送れると思っています。

交換会はボランタリーな活動なので、無償で会場をお貸しいただける企業様や趣旨に賛同して共催してくださる企業様もあり、これまでご協力いただき感謝しています。目途は立っていませんが、この取り組みに興味を持っていただいて会場提供を申し出てくれている所もあるので、時期を見て、循環と交流の楽しめる場を何かしら用意できたらと思っています。
(米子おさがり交換会については、https://www.facebook.com/yonagoosagari/  をご覧ください。)