今回は、米子市にある「te to te~つなぐん家~(てとて つなぐんち)」をご紹介します!
「te to te 〜つなぐん家〜」は、2022年度「日本財団子ども第3の居場所」コミュニティ事業の採択を受け、子どもたちの拠点として活動しています。
3階建ての木質化された空間では、県産材の「ひのき」を活用した木育をベースとして「知育」「徳育」「食育」「才育」を大切にしながら、基本的な生活習慣を身につけ、自己肯定感を育み、生きる力を養いながら自立を目指しています。スタッフは地域ボランティアと共に、「どの子もその子らしく笑顔で生き抜いてほしい」という想いで、地域コミュニティで子育てをすることをモットーに一人ひとりに合ったサポートを提供しています。
「te to te」には、手をさしのべる、つなぐ、ふれあう、包み込むという意味が込められていています。
<ご利用について>
開所日:月曜日~金曜日(土日祝休み)
時間:9:00~20:00
対象:小学生~高校生
料金:一日440円(出入自由)、食事220円(1食)
※ご利用は「会員登録」が必要です。
※新1年生は入学直前の3月から利用可能です。
◇乳幼児と保護者の方が一緒に楽しむ遊び場としてもご利用いただけます。
料金:1日500円(出入自由)
※ご利用の際は必ず「保護者同伴」でお願いします。
※料金は全て税込価格です。
木育(1階)
木育スペースでは木のおもちゃを取り揃え、子どもたちが木と触れ合える機会を増やしています。遊び場として、ゴロゴロ寝転んだり、裸足で走り回ったり、時にはお昼寝したり、自由にのびのびと過ごしています。
床は「ひのき」、棚や机などには「CLT(直交集成板/ひき板を繊維方向が直交するように積層接着したパネル)」を使用し、子どもたちが過ごしやすい環境を整えています。
(写真左)たまごの形をした木のおもちゃ、通称「木のたまご」。
代表の今川さんいわく、木は切られてもいきている。湿気を吸ったり吐いたりする作用があり、「木の調湿作用」として知られているそうです。また、傷を癒すかのようにオイルがゆっくりと染み出し、木の肌がツルツルになってきます。これは、木の持つ性質によるもので、そういった木の持つ性質から、木はおもちゃや家具になっても生き続けていると表現しているそうです。
te to teでは、木のおもちゃを通して「モノを大切にする気持ち」を育んでいます。
知育・徳育(2階)
知育・徳育スペースは、学習をしたり、本を読んだり、ゲームを楽しめるリビングのような場所です。アットホームな雰囲気の中で、勉強がわからない、友達と上手くすごせない、などの色々な困りごとを持っている子どもたちの不安が「安心」に変わるよう、元塾講師、教員経験をもつ地域ボランティアの方や大学生が、子どもそれぞれに合ったペースで学習面などをサポートしています。
食育(2階)
食育スペースは、子どもたちにとってお腹と心を満たす場所です。
食べることは生きること。地元の食材を使い、地域ボランティアの方々が愛情を込めて手作りしたご飯で子どもたちのお腹も心も満たされていきます。
(写真左)時間になるとキッチンに自然と子どもたちが集まってきて料理のお手伝い♪今悩んでいることや今日面白かったことなど、色々な会話も飛び交います。
(写真右)食事はみんなで食卓を囲みます。食材や料理を作って下さった方に感謝を込めて「ありがとうございます。いただきま~す!」
(写真左)ある日の夕飯♪筍ご飯、ニンニクの芽サラダ、鶏肉のソテー、他。
(写真右)この日のおやつは、バナナやアイスクリームたっぷりのte to te特製パフェ!
毎回メニューが気になる子どもたちも大喜び!子どもたちの嬉しそうな反応にボランティアの方も嬉しそうです♪(※メニューは一例です。)
才育(3階)
才育スペースは、子どもたちが静かに知識を深めたり、IT技術を高められたりするDXルーム(デジタルトランスフォーメーションルーム)です。「不可能を可能へ」そんな一歩を踏み出せる場所として活用し、才能と可能性を見出し高めていきます。
学校の許可を得た子どもは、オンラインで授業に参加しています。授業に参加できることは、学校生活に難しさを感じている子どもにとって「安心」をもたらします。中には、プログラミングの学習に取り組む子もいて、子どもたちは自分の力で一つひとつ前に歩みを進めています。
(写真左)落ち着きのある緑を基調とした「DXルーム」。
(写真右)5匹のネコたちが癒しをくれます♪
<代表理事の今川由紀子さんにお話しを伺いました!>
「te to te」は、家庭でも学校でもない、子どもたちのもう一つの居場所として、地域の子どもが気軽に立ち寄ることができる場所です。子どもたちが気軽に立ち寄り、スタッフや地域の方との触れ合いや関わりの中で、少しずつ自分のもつ悩み・考えを話してくれるようになり、そのような子どもたちの行動の中から子どものSOSの信号を受け取ります。
私たちは子どもたちの応援団として、自己肯定感を育み、一人ひとりの能力を引き出し、生きる力を養う。そして、将来自立できる手段を提供する。これが私たちのビジョンです。
お問い合わせは、お電話・メール、またはInstagramのDMまでご連絡ください♪
≫≫お問い合わせ先≪≪
te to te 〜つなぐん家〜(てとて つなぐんち)
所在地:米子市角盤町1-60-7
TEL:0859-57-8830
メール:info@tsunagu-project.com
【HP】https://tsunagu-project.com/
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◇ご連絡をいただければ随時見学可能です。まずは、お問い合わせください。