王国リサーチ(子育て支援情報レポート)

子どもサポートふたば

南部町で子どもたちの心の成長をサポートする活動を行っている「子どもサポートふたば」は、子ども食堂や子育て相談会(発達障害・グレーゾーンなど主に支援を必要としている子を持つ親御さんの相談会)などを実施しています。

今回は「子どもサポートふたば」の活動の一つである、あまつ子ども食堂『とことこ』にお邪魔しました!あまつ子ども食堂は、“子どもが安心して過ごせる場を作りたい”との思いで開設された、子ども一人でも安心して来られる食堂です。

子どもサポートふたば代表の岩田さんは、2人の男の子のお母さんで、下のお子さんが小学校低学年まで卵と乳のアレルギーを持っており、食事面でとても苦労されたそうです。今は完治したそうですが、アレルギーを持っていても、みんなが同じものを食べられるようにしたい!との思いから、今年の4月にあまつ子ども食堂『とことこ』をスタートさせました!

 

<あまつ子ども食堂『とことこ』は、子ども一人でも安心して来られる食堂です>

4月からスタートした子ども食堂は、新型コロナウイルス感染拡大で中止したり、食事を持ち帰りにするなど、思うように開催が出来ない月もあったそうですが、季節にちなんだ楽しいイベントを取り入れて、感染症予防対策を徹底しながら毎月企画されています。

 
地域の方から、なす、きゅうり、ピーマン、かぼちゃ、たまねぎ等のたくさんの野菜の寄付があり、寄付された食材は子ども食堂で大切に使われています。

 
(写真左)この日の献立は、夏野菜カレー、カラフルコールスローサラダ、スイカでした!
(写真右)7月の子ども食堂の様子。
あまつ子ども食堂の献立は、特定原材料7品目不使用の食事にこだわり、低アレルゲンで安心な食事を提供しています。調理場で腕を振るうのは岩田さんのお母さんで、子ども食堂を開くために経験を積み、調理師の資格を取得されたそうです。

 

【あまつ子ども食堂 とことこ】
日時:毎月第2土曜日(予備日:第2日曜日) 12時~13時
場所:南部町ふるさと交流センター(南部町福成1452-1)
料金:18歳以下無料/大人300円
対象:西伯郡南部町にお住まいの方
※定員10名(予約制)

◆「子育て相談会」も同日開催◆
時間:13時〜13時50分
※定員5名(予約制)
子ども食堂では、チャイルドカウンセラーの資格を持つ岩田さんが子育ての悩みなどの相談に応じる「子育て相談会」を同日開催し、子どもの居場所づくりや子育て中のママやパパをサポートしています。

 

<10月の子ども食堂は、ハロウィンイベント『お玉でお菓子すくい』♪>
 
10月の子ども食堂はハロウィンのイベントがあり、子ども食堂を利用された方を対象にお玉でお菓子をすくう「お菓子すくい」が行われました。さあ、上手にすくえるかな~?!

 
(写真左)カゴいっぱいに敷き詰められたお菓子をお玉ですくいます。
(写真右)好きなお菓子ボックスを1つ選んで、すくったお菓子を詰め込みます♪
ハロウィンの飾りなどもすべて岩田さんたちの手づくりだそうです。

 
参加した親子は、好きなお菓子ボックスいっぱいにお菓子を詰め込んで「お菓子すくい」を楽しんでいました。

 

<10月の子ども食堂メニュー♪>
さつまいもの混ぜごはんには、星型にくり抜いた可愛らしい人参の飾りがあしらわれ、お弁当一つひとつには手書きのメッセージが添えられていました。
 
さつまいもの混ぜごはん / 鶏の照り焼き / ブロッコリーとコーンのサラダ / オレンジ
(※10月より新型コロナ感染拡大防止の為、お弁当での提供です。)


「また来ないよ~♪」と、参加された親子に手を振る岩田さん。
子どもも大人もニッコリと笑顔で、お弁当とハロウィンのお菓子を嬉しそうに持ち帰っていました。

 

<岩田さんからお話を伺いました!>
子ども食堂を始めようと思ったきっかけは、子どもたちが気軽に来られて、子育て中のママ・パパが安心できる居場所を作りたいとの想いからでした。そして、今年4月に多くの方にご協力いただき、始めることができました。定員10名の小さな子ども食堂ですが、その中で特にこだわったのが、提供する食事でした。
次男が小学校低学年まで卵と乳のアレルギーを持っており、食事面でとても苦労したので、アレルギーを持っていても、みんな一緒に食べられる食事をと思い、ここの子ども食堂は特定原材料7品目不使用の食事を提供するようにしました。今年4月から始めた子ども食堂ですが、新型コロナウイルス感染拡大でなかなか思うように開催できず、4月は持ち帰りのみ、5月は中止、6月からようやくスタートとなりました。
その中で、あるご家族はお子さんと一緒にいつも子ども食堂を楽しみにしてくださり、食事も「美味しい。」といつも嬉しいお言葉をおっしゃってくださいます。そして、たくさんの野菜の提供もしてくださり、本当に感謝しかありません。

子ども食堂に来てくれた子どもたちは、最初とても緊張している様子でしたが、私は普段、子どもと関わる仕事に携わっており、子どもたちと話をするのがとても好きだったので、少しずつ話をしていくうちにだんだんと子どもたちの方から色々な話をしてくれるようになりました。そして、「またご飯食べに来るから〜!」と言ってくれたときは私もすごく嬉しかったです。

また、小さなお子さん連れで来られている方には、ママ・パパにもゆっくりしてもらえたらと思い、お食事されている間は、私が子どもさんと一緒に遊んだりしています。食事の後は、チャイルドカウンセラーの資格を活かし、子育ての悩みをお聞きしたりして、お母さんやお父さんが笑顔で子育てできるようにと子育てサポートを行っています。

そして、この子ども食堂を始めるにあたり、地域の方や中学生がボランティアとして手伝ってくださり、皆さんのご協力のもと、この子ども食堂ができているのだと思うと本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

まだまだ小さな子ども食堂ですが、地域の方や子どもたち、子育てママパパみんなが集える、そんな居場所づくりを目指し、これからも頑張っていきたいと思います。

 

≫≫子どもサポートふたば≪≪
【活動拠点:南部町】
Instagram: https://www.instagram.com/futaba_children_support/?hl=ja
HP: https://futaba-counseling.amebaownd.com/

 

○子ども食堂のご予約について
・メール・Instagramよりご予約ください。
・定員になり次第、締め切らせていただきます。
・料金は、当日前払いとなります。
・キャンセルの場合は、前日までにお知らせください。