王国リサーチ(子育て支援情報レポート)

食育サロン「てて」

今回は米子市にある食育サロン「てて」(以下「てて」と言います。)にお邪魔しました!

「てて」は、自宅のスペースを利用して食育講座や料理教室を運営している、食に特化したサロンです。化学調味料を使わずに、「簡単」「美味しい」「体に良い」料理のレシピを提案したり、調理実習を行ったりする料理教室を開いています。

3児の子育て中のお母さんでオーナーの藤本さんが2017年3月に開業し、「てて」は今年で3年目を迎えます。我が子の喘息をきっかけに改めて食の大切さに気付いた藤本さんは食について学び直し、栄養士として仕事をされていた経験を活かし、天然の風味や素材を生かした体に良い食事を広めていくことが、自分の使命と感じたそうです。

「てて」は、子どもの未来のために今から始められる、食事の基礎を作る食育講座や、短時間でもパパッと作れる「簡単」「美味しい」「体にいい」が揃ったご飯を作る料理教室を開いています。子どもも一緒に話が聞けたり、同じ空間にあるキッズスペースで遊んだり出来るので、赤ちゃんや小さなお子様連れでも安心のサロンです。子育て中のお母さんをはじめとした女性を中心に、市内外からも足を運ぶ人の姿が見られます。(※食育講座・料理教室は各種料金設定があり、いずれも有料です。)

 

<てての食育講座>
~未来に繋がる食育~ (各講座所要時間:約2時間)
 
☆0~3才 てての食育講座☆ (対象:妊婦さんから子育て中のお母さんまで)0才から3才の子どもの心と体を丈夫にする脳、腸、味覚などの発達に合わせた食事のお話です。
 
心を育てる幼児食講座☆(全5回) 対象:主に子育て中のお母さん)
心と体が大きく成長する幼児期。この時期の食事はとても大切。
離乳食よりも複雑になってくる幼児食について親子で心を育てあう食育講座。

《主な内容》
-幼児食講座-
幼児食の大切さ、子どもの発育や発達に合わせた食の変化、親子の関わり方、アプローチの方法などのお話。子どもの食の悩みを一緒に解決していきながら子どもの食について話し合いながら学べる。お母さんに寄り添った幼児食講座です。

-子どもの和食レッスン- 
幼児食・子どもの味覚についてや、出汁・ミネラルについての座学のほか、2種の出汁の取り方、シンプルで優しい味付けの仕方を調理実習で学びます。

-子どもの洋食レッスン- 
子どもの味覚を上手に発達させる方法や現代の子どもの食事状況からみる注意点などの座学のほか、コンソメを使う前に知ってほしい野菜だしのおいしさについて調理実習で学びます。
 
≪調理実習メニューの一例≫
コンソメスープ / 海老ピラフ / ココットグラタン / 手作りドレッシングサラダ など
(※和食・洋食料理のレッスンは、デモンストレーションを主に進めていきます。)

-子どものおやつレッスン-  
それぞれの年齢に合ったおやつの役割、付き合い方についてのお話や、食材の甘味や美味しさを生かした子どもにも美味しい補食としてのおやつの作り方も、デモンストレーションを通して学びます。

 
☆ママのキッチン革命講座☆ (対象:主に子育て中のお母さん)
調味料のそろえ方や食品の選び方、食品表示の見方などのお話です。

自宅サロンのオシャレなキッチンで調理実習♪

 

<てての料理教室>
~未来に繋がる食卓~
 
(※写真はイメージです)
 
☆未来に繋がる家族ご飯☆ (対象:大人または、親子)
もっと料理を知りたい方にオススメの食育講座後の実技レッスンです。時間のないお母さんでも、化学調味料を使わずに家にあるもので簡単に作れるレシピで、大人と子どもが一緒に美味しく食べられる“家族ご飯”を作る料理教室です。
(※お子様1人分は無料、2人目以降はプラス500円別途料金となります。)
(※こちらの講座では離乳食は対応していませんので、必要に応じてご持参ください。)

 
親子・子どもクッキング☆ (対象:小学生以下の親子、または小学生)
親子または子どもだけで行うクッキングを通して子どもたちの『五感』を刺激し、やる気と自信に繋げるレッスンです。苦手なものでもなぜか食べられちゃう♪調味料の『さ・し・す・せ・そ』と出汁を基本にしたシンプル料理を作ります。お子様のクッキング中、保護者の方はその様子を見守ったり、写真に撮ったりできます♪

 
~「子どもクッキング」の様子~
 
野菜を切ったり、魚をさばいたりしている様子。初めは包丁を持つ手がぎこちない場面も見られますが、徐々に包丁の扱いにも慣れていきます。

 
交代しながら、ハンバーグのタネをこねている様子。子どもたちの中には、ハンバーグの空気抜きや成形まで手際よく作る姿も見られます。

 
味噌汁作りは、1匹ずついりこの内臓を取って、味噌汁の基本となる出汁取りの下準備から始めます。いりこは、内臓を取らなくてもそのまま出汁に使え、出汁を取り終えた後のいりこはそのまま味噌汁の具としても食べられるそうです。

 
料理も完成間近♪出来上がっていく料理に嬉しそうな子どもたち。

 
美味しそうに出来上がった料理の品々がテーブルに並びます♪「いただきまーす!」
アットホームな居心地の良い空間の中で、参加者同士、大人も子どもも和気あいあいと楽しみながら料理を作ったり、出来上がった手作りの料理をみんなで囲んで食べたりするのも食育サロンの魅力です。

 

<「てて」オーナーで栄養士・幼児食インストラクターの藤本さんにお話を伺いました!>
栄養士として臨床の方へ進み、結婚を機に退職後、主人の自営業を手伝いながら家事・育児に奮闘する日々を送っていましたが、育児中の長女の喘息をきっかけに食事の大切さを痛感し、“食”について学び直しました。以前から、“アレルギーの子が多い”といった疑問はありましたが、学んでいくうちに、私たちが毎日欠かせない食事がどれほど大切な事だったのかを再認識しました。幼児期からの子どもの食事の大切さを多くのお母さんたちにも知って欲しい!食事の大切さを広めていく事が自分の使命のように感じた私は、家族の協力のもと、2017年3月に食育サロン「てて」を開業しました。

子どもにとってお母さんの手料理は、世界で一番大好きなご飯に違いありません。だからこそ、“お母さんの手作りご飯の良さを広めたい!”ここに来ると元気が出る、そんなサロンにしたいと思い、お母さんの“手”から取って、「てて」と名付けました。

レッスンでは料理の基本となる出汁の作り方をお伝えしています。「簡単!これで良いの?」「リピートしやすい!」と驚かれますが、それでも時間のないお母さんたちもおられます。負担軽減のための応用で化学調味料が入っていないだしパックを使う事をおすすめするなど、続けやすい方法も提案させていただいています。その中で、“これなら私にもできる!”と、出来る事から良いところを取り入れていただけたらと思います。お母さんたちはみんなお子さんの事を思って来て下さっているので、この場所が今まで知らなかった事を知るきっかけになり、お母さんたちの憩いの場所になって笑顔で帰って欲しいと思っています。
幼児期に何をどのように食べたかが子どもの心と体の成長に繋がり、子どもたちの未来に繋がる命の根となり、親子で食育に取り組む事でコミュニケーションが深まって、それが未来の親子の絆になっていくと思います。

何より、『子どもの一番の栄養はお母さんの笑顔』この言葉を胸に「てて」は活動しています。大切な子どもの為に、“食”に少し意識を向けて健康な子どもの未来を一緒に作りませんか?私も3児の育児をしながら、ゆったりと体に美味しい食事を広めていきますので、よろしくお願いします。まずは、お気軽にお問合せ下さい♪


「お母さんたちに子どもの食事の大切さを知って欲しい」と話す、藤本さん。
藤本さんは、小学2年生・1年生、1歳のお子さんを持つ3児のお母さんです。


≫≫食育サロン「てて」≪≪
【営業日時:月曜日~金曜日 10:00~16:00】
○定休日は、土曜日・日曜日・祝日です。
(※土曜日は基本定休日ですがご希望の場合はお問合せ下さい。)
<所在地:鳥取県米子市>
TEL:0859-36-8221

HP: https://tetemirai.com/
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