とっとり子育てプレミアムパートナー

認定こども園あけぼの幼稚園(とっとり自然保育認証園)

鳥取県では、豊かな自然を活用し、自然体験活動を行う保育所、幼稚園等の施設を認証する
「とっとり自然保育認証制度」を平成29年3月31日に創設しました。
今回は、この自然保育認証制度に認証された保育施設をご紹介します!

(とっとり自然保育認証制度について、詳しくはhttp://www.pref.tottori.lg.jp/267067.htm をご覧ください。)
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

~あい、ゆめ、きらら。~

あけぼの幼稚園は、平成25年4月に新園舎が完成し、幼保連携型認定こども園としてスタートしました。広い敷地には大きな2階建ての園舎と園庭に加えて『わんぱく広場』があり、『わんぱく広場』では菜園活動に取り組んだり、ビオトープや砂場での遊びを楽しむ園児の姿が見られます。

園内には大きな遊戯室や給食設備、低年齢児専用保育施設を設け、0歳からの園児の受け入れも行われています。給食室では自園給食を行っており、「発芽玄米」を主食とした和食中心の温かい給食を提供しています。食育の一環として、厳選した食材、調味料で調理され、園児の健やかな成長を促しています。

あけぼの幼稚園では、園児一人ひとりの個性や可能性を多角的な面から引き出すため、自分で考え、学ぶために最適な環境づくりを目指し、「造形・音楽・情操・食育」の特色ある4つの教育を柱に子どもたちの心を豊かに育む「創造教育」に取り組んでいます。

 
(写真左)あけぼの幼稚園の外観。安心して遊べる低年齢児専用バルコニーがあります。
(写真右)広い園庭には、大型遊具が設置されています。
園舎にはいつも明るい光が差し込み、開放的でオープンな造りになっていて、どの部屋からでも外の景色が見渡せるようになっています。

 

<『わんぱく広場』での菜園活動、ビオトープや砂場から広がる自然体験♪>
あけぼの幼稚園の敷地内にある『わんぱく広場』には野菜畑や小川が流れるビオトープに加え、広い砂場があり、子どもたちは『わんぱく広場』まで散歩に出掛けています。

―菜園活動―
菜園活動では、畑の土に大山の麓の栄養をたっぷりと含んだ黒ボク土を使用し、地域の農業経験者に依頼して年間を通して様々な野菜を栽培しています。農作物がどのように成長していくのかを観察したり、収穫を体験したりしています。
菜園活動を通して、食物の栽培、調理や食べること、また、子どもの生活や自然の視点から食に関わっています。

 
「大きくなった野菜はどれかな~?!」と片手にハサミを持ち、畑を周りながら食べ頃の野菜を探す園児たち。

 
畑には、キュウリ、ナス、ピーマン、トウモロコシなどの野菜が大きく実っていました!「見て~!こんなに大きいのがとれた!」と、嬉しそうな様子で見せてくれました!カメラ目線もバッチリ♪

 
キュウリの実が大きく成長する前に専用の型をはめ込んでおくことで、カットした時の切り口がハートや星の形になるそうです。

 
こちらではジャガイモを収穫♪みんなで力を合わせながら、茎を引っ張ったり、土を掻き分けたりして悪戦苦闘しながら、芋を掘り起こしていました。

 
ジャガイモがどっさり穫れました♪自園の畑で本格的な野菜栽培をされていて、その収穫量の多さには本当に驚きました!!
収穫した野菜は、カレーにして給食で提供されるそうです。

 

―ビオトープ―
『わんぱく広場』は、小さな大自然が広がるテーマパーク!
子どもたちは四季折々の変化を感じつつ、様々な遊びを展開しています。

【ビオトープとは?】
ビオトープとは本来、生命(バイオ/bio)と場所(トポス/topos)の合成語で「生物の生息空間」という意味で、語源はギリシア語からの造語。

 
緑に囲まれ、色々な草花が咲き、川のせせらぎとともに小川が流れるビオトープ化した『わんぱく広場』は自然と一体となり、生物が自然な状態で生息しています。

 
ポンプで地下水を汲み上げ、『わんぱく広場』に小川と池が作られたそうです。池の水面に目を凝らせば、透き通る水の中を心地よさそうに泳ぐメダカの姿が見られます。
何とこちらのメダカは園長先生の奥様の恩師である、「ゲゲゲの女房」(漫画家・水木しげる先生の妻・武良布枝さん)の生家の庭にある池に住んでいたメダカなのだそうです。

 

―砂場あそび―
『わんぱく広場』にある広い砂場には、遊具がたくさん♪天気の良い日は砂場でのびのびと遊ぶ子どもたちの姿が見られます。
 
手で砂の感触を楽しんだり、シャベルやスコップなどの道具を使って工夫したりしながら、一人ひとりが自由な発想で砂あそびを楽しんでいました。

 

<あけぼの幼稚園の和食中心の自園給食>
あけぼの幼稚園の給食は、平成25年4月から新園舎の給食設備で和食中心の自園給食を開始し、「発芽玄米」を主食として、厳選した食材と栄養を考えた給食を提供しています。
玄米を水に浸け、発芽させることによって、中で眠っていた酵素が一斉に活性化し、胚芽にギャバ(ガンマーアミノ酸)がたくさん蓄積されるほか、玄米の有効成分が増え、最高の栄養状態になるそうです。わずかに発芽することで、糖分が分解されて甘みが加わり、柔らかく、噛めば噛むほど味のでる美味しい米に変身すると教えていただきました。園長先生いわく「味も栄養も段違い!」

【発芽玄米ってなあに?!】
発芽玄米とは、芽を出した玄米のことです。玄米を発芽させることで、アミノ酸がたくさん蓄積され、最高の栄養状態になります。
 
(写真右)この日の給食の献立は、菜飯(発芽玄米)、すまし汁、じゃがいものチーズ焼きでした!中でも「じゃがいものチーズ焼き」は子どもたちに大人気のメニューで、おかわりを希望する子が続出しました!

―じゃがいものチーズ焼きー
じゃがいも、玉ねぎ、大豆舞珠(まめまーじゅ)
何と材料はこの3つ!チーズのような風味がして “チーズ焼き”なのにチーズは一切使われていません。まめまーじゅは、低脂肪豆乳を主原料とする、ブロックチーズタイプの豆乳発酵食品です。

【あけぼの幼稚園の給食に対する基本的な考え方】
・生命力あふれる「発芽玄米」を主に使用します。
・発酵食品(味噌・醤油・納豆など)をしっかり摂ります。
・季節の野菜をしっかり摂ります。
・油をとりすぎないようにします。
・調味料は、自然な塩、精製度の低い黒砂糖を少量使用し、味噌・醤油等も厳選しています。
(時々、「発芽玄米」の代わりに子ども達の大好きな麺類等を提供します。)

 

<あけぼの幼稚園理事長兼園長の波多野先生からお話を伺いました!>
本園では、「造形・音楽・情操・食育」教育を柱に子どもたちの心を豊かに育む「創造教育」に取り組んでいます。愛、夢、希望を大切にしながら、いつもやさしく、たくましく、きらきらと輝いていてほしいと願う本園のスローガンである「あい、ゆめ、きらら。」とともに、明るく元気にのびのびと創造性を発揮しながら、心身ともに健やかな子どもたちを育てていきたいと思っています。

このたび、自然体験活動を取り入れたことで、人の手が加わっていないあらゆるものに触れたり、見たりする機会ができ、知識や経験だけでなく、五感に無理のない刺激によって子どもの心を穏やかにしています。

園の敷地内には『わんぱく広場』があり、子どもたちは『わんぱく広場』まで散歩に出掛け、菜園活動に取り組んだり、ビオトープや砂場で様々な遊びを展開しています。菜園活動では、ほとんどの子どもが畑でできる農作物の成長過程を知らないことから、収穫体験はもちろん、農作物がどのように成長していくかを観察しています。カラスが野菜を狙いにやって来ますので対策には頭を悩ませますが、子どもたちと一緒に本格的な野菜作りを楽しんでいます。

給食は、食育を幼少期の大切な柱ととらえ、厳選した食材・調味料を使用し、給食職員が心をこめて作っています。命を育む本物の食べ物がわかる舌や食べ物に感謝する心を育て、成長してからも正しい食べ物の選択ができるよう、感性豊かな子どもに育ってほしいと願っています。

平成27年4月より子ども・子育て支援新制度に移行し、0歳から小学校就学前の子ども達に一貫した切れ目のない、質の高い幼児教育を提供しています。就労の有無に関わらず、在宅されているお母さんでも安心して預けられるよう、幼児教育・保育を一体的に提供し保護者の子育てを総合的にサポートしています。


あけぼの幼稚園理事長兼園長の波多野先生。

 

≫≫認定こども園 あけぼの幼稚園≪≪
鳥取県米子市義方町4番1号
TEL:0859-22-5054
HP: https://akebonokid.org/