h2_kosodatetai.jpg

はわいこども園

今回は、湯梨浜町にある「はわいこども園」で行われた“令和元年度全国国公立幼稚園・こども園長会特別事業「中国ブロック研修会inとっとり」”の開催時の様子をご紹介します!
全国国公立幼稚園・こども園長会特別事業は、東北、関東、東海、近畿、中国、四国、九州の7ブロックに分かれて行われています。令和元年度は「身近な自然との関わりを通して子どもの感性を育むための調査研究1年次~身近な自然に触れて遊んで!親子で一緒に楽しもう!~」として、全国各ブロックで開催しました。中国ブロックは鳥取県湯梨浜町あやめ池スポーツセンターでの開催準備を進めていましたが、台風のため中止。湯梨浜町にあるはわいこども園の参観日で行うことになり、はわいこども園の5歳児クラスの園児とその保護者が自然の中でしかできない遊びを親子で体験しました!

~親子で自然遊びを楽しもう!~
青空の下、東郷湖羽合臨海公園ハワイ夢広場(湯梨浜町)の公園内にある自然の中で、『はっけん!たいけん!親子で自然を楽しもう』をテーマに、講師の近藤先生の指導のもと、32組の親子が自然ならではの遊びを楽しみました!
 
(写真左)東郷湖畔が望め、豊かな緑に囲まれたハワイ夢広場。
(写真右)子どもたちに囲まれる中、自然遊びについて話す、研修会講師の近藤先生(中央)。

【講師:近藤 剛(こんどうつよし)氏】
~プロフィール~
鳥取短期大学幼児教育保育学科准教授。主な専門分野は野外教育学。自然体験を活かすことができる保育者の養成を目指し、自然体験活動の教育効果や指導体験の効果について実践・研究をされています。

 

『草相撲を楽しもう(松葉相撲・メヒシバ相撲)』
まずは、草花を教材とした選びを通して、親子で身近な自然に近づき、親しむことにより、「自然は楽しく、素敵なモノ、場所」であり、「身近な存在として生活に取り入れ、活かし、大切にする心」を養うことをねらいとして草相撲をしました。

初めに、近藤先生から活動の説明や活動中の約束ごとについてお話がありました。

―松葉相撲―
ルール:松葉を絡ませ、引き合い、ちぎれたら負け。
 
初めの自然遊びは、松葉相撲。子どもたちは保護者のかたに抱っこしてもらうなどして、親子で松葉相撲の対戦に使用する松葉を松の木から採集したあと、講師と保育者による相撲対戦を見ながら親子で楽しみ方を理解しました。

 
早速、採集した松葉を一本ずつ手に取って対戦開始!まずは保護者対子どもの親子で対戦しました!!さあ、お互いに元気よく「はっけよい!のこった!」

 
友だちや友だちの保護者のかたとの対戦も楽しみました!まだ対戦できていない子ども同士の対戦を促したり、周りの大人が声を掛け合いながら子どもの対戦相手になったりする様子も見られました。


勝ち残った人は葉をそのまま使い、負けた人は事前に採集してある松葉を利用して、何度も対戦を楽しんでいました。対戦している以外の子どもたち、保護者のかたたちも対戦者を応援していて観戦を楽しんでいる様子が伺えました。

 

続いての遊びは、メヒシバ相撲です!!
(「メヒシバ」はイネ科メヒシバ属の植物で、細い茎で地表を這い、立ち上がった花茎の先に数本の細い穂を放射線状に伸ばす、道端に生える雑草のこと。)

―メヒシバ相撲―
ルール:メヒシバを三股(三本足)に加工し、逆さに立てる。土俵にのせて対戦し、倒れたり、土俵の外へ出たりしたら負け。
 
周辺に生えているメヒシバを採集して、メヒシバ相撲が始まりました♪
(写真左)メヒシバ相撲も講師と保育者による相撲対戦を見たり、ルールについての説明を聞いたりして楽しみ方を理解しようとする子どもたち。早く始めたい気持ちでワクワクしている様子も伺えました。

 
グループ分かれて土俵ごとの周りに集合し、準備ができた子ども同士で「はっけよ~い!のこった!」の掛け声で対戦開始!友達と交代しながら、何度も対戦を楽しみました!

 

『自然のかくれんぼを楽しもう(園児のみの活動)』
次に“身近な生き物、植物への興味関心を高める活動”として、子どもたちが「かくれんぼ遊び」を楽しみながら、生き物の擬態(カモフラージュ)への学びを得ることを目的として自然のかくれんぼをしました。
 
(写真左)胴体は木製の洗濯ばさみ、足はモールで作られた、手づくりの「バッタ人形」。
(写真右)始めに、近藤先生から「自然のかくれんぼ遊び」についての説明があり、バッタ人形を使いながら近藤先生によるバッタの隠し方や探し方の実演がありました。


自然のかくれんぼは、自分の代わりに「バッタ人形」に隠れてもらって、いつもとは違うかくれんぼを楽しむという遊び。近藤先生のお話は、笑いを交えていてとても楽しそうな雰囲気でした。

 

さあ、自然のかくれんぼを開始♪
隠すクラスと探すクラスとに分かれ、合図で隠したエリアへ向かい、バッタを見つけます。

【隠すポイント】
・できるだけバッタの体の色と周辺の環境が似ている場所を探して隠す。
(※ルールとして、隠す「バッタ」は必ず体の一部が見えている状態にして隠す。)
 
(写真左)探す方のクラスの子どもが目を閉じて待っている間、「バッタ人形」を枝や幹にはさんで、隠している子どもたち。
(写真右)隠したバッタを目を凝らしながら探している子どもたち。

 
(写真左)「どこにいるかなあ~?」と、バッタ人形を探す子どもたち。まだ見つけられていない子どもの近くでは、先に見つけることができた子どもがヒントを出して、見つけるお手伝いをする姿も見られました。
(写真右)「あ、バッタ人形があったあー!!」見事、バッタ人形を見つけ出すことができました!

今回はバッタを例に出して、実際の生き物が隠れる様子の解説を聞きながら、子どもたちは自然の中での遊びを通してバッタなどの昆虫たちが様々な自然なものに姿を似せて身を隠し、鳥やクモなどにエサとして食べられないように身を守るための手段とされている擬態の意味を学びました。
 
親子で草相撲遊び、バッタ人形を使った自然のかくれんぼについて、楽しかったことなどを振り返り、最後に講師の近藤先生から感想が伝えられ、楽しいうちに会は終了しました!

【参加された保護者のかたから、様々な感想が寄せられました♪】
・保育参観日で戸外での活動が初めてだったので、楽しかった。自然物を使って楽しめる遊び、体を動かしてふれあえて良い機会になった。
・子どもたちもとても楽しそうにしていて、参加して良かった。また休みの日に葉を使って遊びたいと思った。
・自然の中で、遊びを通していろいろな事を学べたと思う。植物を使って、これからも遊べるなあと遊ぶ楽しみが増えた。
・ゲームが楽しく、子どもたちもいきいきとしていて親子で楽しめた。
・子どもがすごく楽しそうだった。いつもとは違って、外で親子で参加できたので良かった。
・小さい頃、自然を使ってこんな遊びをしていたなあと思い出す良い機会になった。

 

<大西園長先生からお話を伺いました!>
今回の研修会は保育参観の日に合わせて開き、『親子で触れて感じよう』をテーマに親子で一緒に自然遊びを楽しみました。ねらいは草花を教材とした遊びを通して親子で一緒に遊ぶこと。知るというよりも感じることを大切にしたいことを前提において、まずは活動を通して“自然に近づく”ことを目指した内容でした。

本園では、恵まれた自然環境を生かし、園外保育や飼育・栽培活動を取り入れながら自然・直接体験等様々な体験をするとともに地域の人とのつながりの中で、いろいろな人との触れ合いを大切にした保育・教育をすすめています。天気の良い日は0歳児はカートに乗ったり、1歳児からは歩いたりして園の周りを散歩していますが、東郷湖羽合臨海公園は季節を感じられる身近な場所の一つとして、よく遊びに行っている場所です。

講師の近藤先生に自然物を使った遊び方や楽しく遊ぶポイントなどを教えていただく中で、活動を始める前に結んだ約束事を守りながら、楽しく活動に取り組んでいる子どもたちの姿が見られました。参加された保護者のかたの中には、お母さんが多くおられましたが、お父さんの姿も見られて、親子で自然ならではの遊びをする様子がとても楽しそうでした。

平成31年4月からはわいこども園長に就任された大西園長先生。


緑の自然に囲まれた、はわいこども園。

 

≫≫はわいこども園≪≪
鳥取県東伯郡湯梨浜町光吉170-1
電話:0858-35-4111 FAX:0858-35-4115
HP:https://www.yurihama.jp/soshiki/8/1611.html