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令和新時代とっとり元気フェス

今回は、令和元年12月22日(日)に倉吉未来中心(アトリウムほか)で開催された「令和新時代とっとり元気フェス(以下「元気フェス」と言います。)」の当日の会場の様子やフェスに参加された3団体にスポットを当てて、ご紹介します!

元気フェスは下記の4つのテーマで、地域づくりに関するトークセッションや活動団体のブース・展示などを通じて、鳥取県の魅力や地域に暮らす方々に地域づくりの楽しさを感じてもらうイベントとして開かれました。開催当日は、約1500人の来場者を迎え、来場者はイベントに参加することで鳥取県の良さを再認識しながら、子どもから大人まで楽しむ姿が多く見られました。

 

~「元気フェス」開催の4つのテーマ~
1.地域づくり活動への参加意欲の向上を図る。
2.活動団体同士の交流を深める。
3.活動の更なる広がりを図る。
4.若者をはじめとする県民の地域愛への機運をつくる。

【イベント内容】
(1)オープニングアトラクション
(2)「令和新時代創造県民運動」ロゴマーク・キャッチフレーズ表彰式
(3)トークセッション
(4)地域おこし協力隊のステージ
(5)大型人形劇「オズの魔法使い」・うたのおにいさんおねえさん スマイルコンサート
(6)とっとりの魅力発信PR動画コンテスト
(7)出展ブース・うまいもん販売

 

<元気フェス開幕!>
ダンスTUBEプロジェクト「鳥取HAKKA」のオンフリーク、GaB(ガブ)の2組によるパワー溢れる元気なダンスパフォーマンスでオープニングが飾られて、元気フェスが開幕しました!始めに「令和新時代創造県民運動」ロゴマーク・キャッチフレーズ表彰式が開かれました。
令和新時代創造県民運動をより多くの人にとって親しみのある運動にしてくために、県民運動のシンボルとなるロゴマーク・キャッチフレーズが数ある公募作品の中から選ばれて、平井知事より採用作品の表彰が行われました。
採用作品についてはこちらをクリック

 

~トークセッション~
ゲストにタレントや脚本家として活躍する「とっとりふるさと大使」のマンボウやしろさんを迎え、2部構成(各40分)でトークセッションが開かれました!第1部は、『鳥取県のここがおもしろい!』をテーマに、マンボウやしろさんと総合司会・タレントの奈羅尾玲子さんのお二人による笑いを交えながらの楽しいトークが展開されました。第2部は、『鳥取魅力化計画』をテーマに、マンボウやしろさんと倉吉総合産業高校生2名で鳥取県の魅力を探り、鳥取県がさらに輝くためのアイデアを出し合い、“子育てしやすい鳥取県”についてのトークも広がっていました。

 

~大型人形劇・スマイルコンサート~
「大型人形劇」と「スマイルコンサート」は、鳥取短期大学幼児教育保育学科の学生による、お楽しみのステージ!最初に学生手作りの等身大人形を使った、大型人形劇「オズの魔法使い」の公演が行われました。声量のあるセリフや歌声、ピアノの生演奏による臨場感あふれるステージ。学生たちの圧巻のパフォーマンスに観客席で見ている誰もが、おとぎ話の世界に引き込まれている様子でした。
 
圧巻のパフォーマンス!大型人形劇「オズの魔法使い」。登場する人形や背景など、すべて学生の手作りだそうです。
次のステージは、笑顔はじける「スマイルコンサート」♪コンサートでは、観客の子どもたちもステージに上がって、一緒にダンスを踊って楽しんでいました。

 
学生手作りのカラフルな衣装に身をまとった、うたのおにいさんおねえさんによる元気いっぱい笑顔はじける楽しい「スマイルコンサート」♪

 

~体験・ワークショップ~
出展ブースには県内にある20団体の出展があり、実際の活動体験ができるコーナーや手作りの物販、地元食材を使った“とっとりうまいもの販売”などがありました。
 
NPO法人こども未来ネットワークのブースでは、アナログゲームや積み木を使った遊びを楽しむ子どもたちや親子の姿や、活動者とのふれあいを楽しむ様子が見られました。

 
積み木を使って、いろいろな積み方に挑戦!子どもたちは時折真剣な表情をしながらも、積み木を使った遊びを楽しんでいました♪

 

~【共感】の輪を広げる活動団体交流会~
倉吉未来中心セミナールームでは、「元気フェス」の分科会的な位置づけで、(公財)とっとり県民活動活性化センター主催の活動団体交流会が同日開催されました。「共感」を切り口に、「子ども・子育て」「障がい者支援」「災害支援」「若者」の4つのテーマで構成し、各分野の県内の5人のパイオニアの方々をコーディネーター及びゲストとして迎え、講演やグループディスカッションが行われました。
交流会には、県内で地域づくり・ボランティア・NPO活動を行う方々の参加があり、地域で活動する若者たちの取り組みについての聴き取りをしていく中で、今後どのような応援ができるのかを考えたり、参加者同士で意見交換をしたり交流を図ったりする様子が伺えました。
 
(写真左)オープニングトークでは、コーディネーターでTottori Mama’s代表の中井みずほさんが『子どもと一緒につくる地域』をテーマに講演されました。
(写真右)グループディスカッションでは、参加者同士で意見交換をして、交流を深めていく様子が伺えました。

元気フェスは、民間の実行委員会による企画・実施で、子どもから大人まで多くの方が楽しめる盛りだくさんの内容で開かれ、会場は多くの来場者で賑わっていました。

 

<鳥取短期大学 幼児教育保育学科 齊木教授からお話を伺いました!>
幼児教育保育学科では2年生になると「特別研究」という選択の科目で、1年間を通して自分たちの得意分野を伸ばし、知識・技術を深めようという授業があります。その「特別研究」の実技というのが、今回、学生がステージで披露したスマイルコンサートや大型人形劇です。私が担当している児童文化の分野を選択している学生は10名おり、人形劇の主力メンバーは6人です。残りの4人は絵本を作りたいという学生の希望で布を使った絵本を製作していますが、今日の公演は、絵本製作の4人も加わって人手が足りていない部分を補いながら学生同士で協力して役割分担をしています。

人形劇を行うには、登場人物を担当する主要メンバーの誰か一人でも欠けてしまえば行うことはできません。主要キャストはもちろん、背景や大道具、小道具も重要な役割です。自分が担当する登場人物の人形になるべく近づけられるように素材や色にこだわったり、人形の動きを工夫したり試行錯誤の日々。学生たちは、1年間かけて協力しながら人形や衣装、背景を作りました。

人形劇は、就実大学での中・四国保育学生研究大会での発表や県内の東部・中部・西部でも公演しています。お近くの会場で公演させていただく際には、ぜひ、臨場感のある大型人形劇を楽しんでいただけたらと思います。

~人形劇の練習を兼ねた授業風景~
 
衣装、背景、小道具、大道具等は、すべて学生の手作りです。大型人形劇はピアノの生演奏で歌を取り入れたミュージカル風で、悲しい、嬉しいの感情豊かに話の内容に合わせて曲の演奏をされているそうです。学生たちは何度も練習を重ね、当日の本番を迎えます。

 
(写真左)左から、小林さん(オズ・西の悪い魔女役)、西尾さん(ピアノ)、齊木先生、稲村さん(ドロシー役)、橋村さん(ライオン役)、三島さん(ブリキ役)、大谷さん(カカシ役)。齊木教授は「令和新時代とっとり元気フェス」実行委員長でもあります。

鳥取短期大学HPはこちら:https://www.cygnus.ac.jp/

 

<NPO法人こども未来ネットワーク理事の山脇さんからお話を伺いました!>
元気フェスは、第1回目の開催から参加しています。今回のブースでは、アナログゲームと積み木を使った遊びを体験していただきました。思い思いに好きな遊びを楽しむ子どもたちの姿が見られました。例年、親子の参加が多く、小さい子どもでもできるものから小学生対象のゲームやおもちゃを用意しています。

アナログゲームは、対象年齢が3歳から楽しめるカラフルな見た目が特徴的な対面型のゲームで、イメージを共有しながらルールを守り一緒に遊ぶ体験が、コミュニケーション能力を育みます。

当法人はゲームマスター養成講座を受講終了した “ゲームマスター” が在籍し、アナログゲームの講師として様々なところに出向いてアドバイスやゲームのおもしろさを伝えています。「最後までやろうね」「順番守ろうね」と声をかけ、様子を見ながらゲームマスターがアドバイスをさせていただくので、初めての方でも安心です。年齢の異なる子どもたちや親子が一緒に遊んでいく中で、守らなければならないルールや、やってはいけないこと、

みんなで楽しむためにはどうしたら良いか考えたり、一緒に遊ぶ周りの大人たちが気づいたことを伝えてあげたりすることによって、子どもたちは自然と社会性を身に付けていきます。

積み木遊びには、バランスを考えたり、上手に出来たと感じる達成感が得られたり、崩れても何度でもやり直しができるという長所があります。触る・積む・並べる・叩く・崩すなど、子どもにとって大切な遊びの要素がいっぱい詰まった積み木は、年齢が上がっていくと遊び方も様々。0歳から木に触れ、木の優しい手触り、叩いたときに出る音や香りを感じとることによって五感を育てます。良いことづくしのアナログゲーム、積み木遊び、ぜひ、遊びのバリエーションに加えてみられてはいかがでしょうか。
 
(写真右)カプラ(ブロック)を使って遊んでいる小学生の子どもたちの様子。年齢が大きくなってくると、脚立を使って高い位置までカプラをひたすら高く積み上げて楽しんだり、年齢によっては遊び方もいろいろ♪

―おもちゃの貸出し「トイBOX事業」も行っています♪―
NPO法人こども未来ネットワーク(倉吉事務局)では、年齢に添った木のおもちゃ・アナログゲームの紹介・体験・貸出しを行っています。お気軽にご利用ください♪
(貸出日)毎週水曜日13:00~
〇ご利用には、利用料・年間登録料が必要です。詳しくはホームページをご覧下さい。

NPO法人こども未来ネットワークHPはこちら:http://kodomomirai.kirara.st/

 

<Tottori Mama’s代表の中井さんからお話を伺いました!>
活動団体交流会では「県内のすべての子どもが安心して育つ地域を作るために何をすべきか」グループディスカッションしました。その中で、「いじめ」「不登校」「ひとり親」「貧困」「子どもの居場所」「親の相談先」など幅広い課題を解決するには、子育てサークルや子育て支援団体同士が連携することが大切だとグループのまとめとしてもお話をさせていただきました。

保護者の悩みに合った相談窓口の紹介、団体活動のマンネリ打破・参加者増加・継続のためにも、団体等が情報交換・協力し、互いの「不得意なこと」を補い合える連携が大切に思います。そうすることで、地域の子育て支援活動も広がり、保護者も子どもも「身近に相談が出来る場所がある・人がいる」と安心感を持てるのではないでしょうか。

今回のように、とっとり県民活動活性化センターでは、団体交流の機会の提供や、情報発信研修等の取組を行っていますので、ぜひご活用ください。

また、Tottori Mama’sでは、団体の連絡先や活動を一覧で掲載しています。当該サイトが団体の連携、保護者の「行ってみよう」というきっかけになれば幸いです。サイトへの団体掲載申込は随時受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
 
(写真右)グループディスカッションの様子。参加者と意見を交わす、中井さん。(中央)

Tottori Mama’s HPはこちら:https://tottori-mamas.com/

 

≫≫令和新時代とっとり元気フェス実行委員会≪≪
事務局:公益財団法人とっとり県民活動活性化センター
電話:0858-24-6460
メール:info@tottori-katsu.net
HP:https://www.pref.tottori.lg.jp/152437.htm