とっとり子育て隊通信Vol.3

みんなで子育てに取り組もう!
鳥取県では、子どもを安心して産み育てられる社会を実現し、子どもたちが夢と希望を持って健やかに成長できるよう、地域みんなで子育てを支えあう『とっとり子育て隊』を創設しています。まずは、一人ひとりができることから、身近で実践できる小さな活動を積み上げながら、支援の輪を拡げましょう!
今回は、隊員の池田緑さんの活動をご紹介いたします。

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子育て隊隊員 池田 緑さん

おはなしグループ「がらがらどん」代表。3人の子を持つお母さん。
始めは3人で立ち上げたおはなしグループ「がらがらどん」。倉吉市を中心に少しずつ活動の機会を広げながら、現在18名のメンバーで活動しています。

 

◆活動のきっかけ


活動を始めたきっかけは、20年ほど前に地元の小学校で、絵本とストーリーテリング(本を読むのではなく、語り手が物語を覚え話し聞かせること)を組み合わせた「おはなし会」を始められた方の新聞記事を読んだ事でした。これなら自分にもできるんじゃないかと思い、仲間に入れてもらいました。次第に仲間も増えていき、共に絵本について学ぶうちに、地域の子どもたちや周りの大人たちに「絵本やおはなしの良さを知ってもらう」この活動にのめりこんでいきました。子育てを終えても、絵本にかかわっていたいという気持ちが今の「がらがらどん」の活動の原動力になっています。


赤ちゃんとお母さんに絵本の読み聞かせをしたり、一緒にわらべ歌を歌ったり
手遊びをする、池田さん。

 

◆活動内容について


おはなしグループ「がらがらどん」は、倉吉市を中心に絵本の読み聞かせやストーリーテリング、わらべうた遊びなどを取り入れた「おはなし会」を依頼先に出向いて行っています。地元の子育て支援センター、図書館、小学校、保育園など、依頼先の要望に合わせ、所要時間や予定参加人数を考えて、1回の「おはなし会」に1人から5人程度のメンバーを組み出かけています。

親子対象のおはなし会では特に、家庭でも楽しめるわらべうた遊びを取り入れ、保護者の方に覚えていただけるように工夫しています。絵本と同様にわらべうた遊びでも子育てのストレスが緩和され、親子で過ごす時間が楽しいと感じてもらえたらいいなと思い活動をしています。

 

◆絵本と子育てについて


私は結婚を機に退職したので、子育て中は「池田さんとこの嫁さん」「〇〇ちゃんのお母さん」と呼ばれ、独身時代の生活とは一変し、社会から遠ざかってしまったように感じた時期がありました。また、馴染みのない土地での生活や、子育てによるストレスなどで、イライラしてしまうことも多くあったのですが、2週間に一度図書館に行き、絵本を借りて子どもたちと楽しむ事で、ずいぶんと心が救われました。絵本は子どもだけでなく読み手の大人も楽しい気持ちにさせてくれます。

現在子育て中の方に、短時間でも絵本やわらべうた遊びを家庭で楽しんでもらいストレス緩和に役立てていただきたいと思います。今は、子育て支援センターや図書館などで、幼いころから絵本やお話に触れる機会がたくさんあるので、どんどん利用されることをお勧めします。


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