え本の会「梟」
2012年1月20日
今回の王国リサーチで採り上げるのはえ本の会「梟」さんです。
え本の会「梟」さんは倉吉市を中心に活動する読み聞かせグループです。活動は毎月第一木曜日にまつだ小児科医院のRホールにて開催。その他にも保育所や子育て支援センターなどて読み聞かせや講演をするなどの活動をしています。活動を始められてから20年、現在活動の軌跡をまとめた記念誌を作成中だそうです。
▼参加者の皆さんと
活動の中心となる代表の松田和代さんにお話を伺いました。
○活動を始められたきっかけについて
「一番最初は我が子の子育てを楽しみたいというところからスタートしました。長男が小さい時には、公園に行っても人がいたのに、二歳違いでも次男の時にはポツリポツリいるだけだったんです。絵本には興味があったし、子育てに繋げて行こうという気持ちで始めました。親子で一緒に楽しめて、来てくれる人たちとのふれあいができたらと思ったんです。
当時は絵本は持ち寄りで読んで、それが終わると打吹山に行ったり、ピクニックに行ったり、また、ディスカッションのテーマを設けたり一人の絵本作家さんの作品を採り上げて話しあったり交流する活動をしていました。当時は子どもと触れあう事と絵本を探求することをテーマにしていましたね。そのようなスタイルで10年活動し、子どもも大きくなりましたが、絵本と関わっていたいなと思ったので、来てくれる方に自分が情報提供するスタイルにして続けて来ました。」
○参加される方に対しての思い
「口コミで参加される方が多いです。【もっと早く知りたかった】と言って下さる方や、第一子から続けて来て下さる方がいます。知らない絵本を知ったり、ここでお友達を作ったり、親子だけの時間でもその空気を楽しめて和めたっていう意見を聞くと、続けて良かったなあと思います。
子育てって子どもを育てよう、子ども、子ども、と子どもに目を向けるんですけど、子どもじゃなくて、お母さんの心の安定が大事なんだよって思っています。やっぱりお母さんが楽しんでいたり生き生きしてたいたら色んな事にチャレンジもできるし、子どもにも優しく接してあげられると思うんです。子どもにいいからということがお母さんの環境を整えることと同じというような、癒しの場という感じでお話会だけじゃなくてお母さんが癒されたらいいなと。
絵本の読み方はこう読んだ方がいいといった話も良く聞きますが、私は親子で楽しんだらいいんじゃないかなってずっと思っています。何をどう読まなきゃいけない、ではないんじゃないかって。」
▼絵本作家さんとの交流
○ずっと大切にしている言葉
「梟というのは英語でOWLといいます。大学時代の研究室の会報誌が【OWL】という名前で、その中に【フェスティナ・レンテ】というラテン語の言葉が載っていました。【ゆっくり急げ】という意味なんですけど、今日できることを明日に延ばすな、でも慌ててもいけないから確実に、ということです。私はそのフェスティナ・レンテを子育てにあてはめようと思ったんです。子どもが小さい時に早期の乳幼児教育が流行っていたんですけど、そこに関してはゆっくりをあてはめてたくさんの体験をさせてあげることの方をとりました。急げの方には子どもを放っておいたらだめだよ、関わりもとう、とあてはめて。
絵本や読書で心を豊かにするといいます。確かに心を豊かにすると思うのですが、自分の心の中だけじゃダメで、生きていくのに人との対話とかコミュニケーションを持てるといった次のステップに言ってこそだと思うんです。本を読まないと言葉のボキャブラリは豊富じゃないし、説得力や理解力に欠けますが、それだけじゃだめ、次のステップに行かないと、つまらないんじゃないかな。」
絵本の読み聞かせを教育とするより親と子のふれあいの場として、母親の癒しの場の提供として、20年続けて来られた経験からくる静かな確信を感じました。
>> え本の会「梟」 <<
〒682-0861 鳥取県倉吉市新町3-1178
電話番号: 0858-22-0351
ホームページ: http://www.apionet.or.jp/fukurou/
