王国リサーチ(子育て支援情報レポート)

河原あゆっこ園

河原あゆっこ園は地域子育て支援センターを併設し、幼稚園と保育園が統合された幼保一体化施設として平成22年4月に開園しました。木の香り漂う木造平屋建ての園舎には、0歳から就学前の子ども達が元気に通っています。

園では、支援センターや地域と連携しながら、子どもを産み育てることに喜びや自信が持てるよう家庭・地域の子育てを支援しています。集団生活や地域との交流の中で、人と関わる楽しさや喜びを育んでいます。

 

~新年こども会~
今回は、園で毎年開かれている「新年こども会」にお邪魔しました!おばあちゃん達による踊りの披露や、風船つき、コマ回し、皿回し、けん玉などの正月遊びを楽しむ子ども達の様子を紹介します。
 
(写真左)はじめに披露されたのは、『越後獅子おどり』。きれいな色の着物を着て披露するのは、河原あゆっこ園職員をお孫さんに持つおばあちゃんと、そのお友達です。
(写真右)続いては、河原あゆっこ園2歳児担当の先生と先生のおばあちゃんの家族共演♪交代で踊りが披露されました♪先生の登場に、ステージ下で見ている子ども達から「先生~!!」と、可愛らしい声援が送られていました。

 
日本舞踊を習っておられるおばあちゃん達が、子ども達の前で日本の伝統文化である日本舞踊を披露したいという思いから、踊りの披露が実現しました!

 
(写真左)披露された先生やおばあちゃん達は、子ども達からの“ありがとう”のごあいさつにニッコリと返して、嬉しそうでした。「こちらこそ見てくれて、ありがとう~」
(写真右)「楽しかった~!」「きれいだった」と、子ども達。たくさんの拍手の中、踊りの披露が終わりました。

 

続いては、正月遊び♪
異年齢のグループごとに分かれて、風船つき、コマ回し、皿回し、けん玉などの正月遊びを楽しみました!
 
(写真左)始めに遊戯室で、年長児による正月遊びのお手本が披露されました。
(写真右)手をつないで、教室へ移動♪各教室ごとに正月にちなんだ遊具が準備されていて、子ども達は順番に教室をまわって正月遊びを楽しんでいました!

 

【けん玉あそび】
 
先生のお手本を参考にしながら、手作りなどのけん玉を使って、教室でけん玉遊びを楽しむ子ども達。

 
「できるところ見といて~!」と、楽しそうな様子♪

 

【風船つきあそび】
 
遊戯室では、スペースをいっぱいに使って風船つき遊びをしていました。手作りのラケットを手に持って、ねらった風船めがけてラケットを振る姿が何とも微笑ましい光景です。

 

【コマまわし】
 
(写真左)コマにくるくるとひもを巻き付けているときの表情は、真剣!ひもを使ってまわすコマや、軸の中心を指先でくるっとまわすコマなど、コマの種類は様々です。

 
折り紙(左)やドングリ(右)でつくったコマも登場♪

 
年長児は鉄芯の本物のコマを使って、先生と一緒にコマ台の上で一番長くまわるコマを競い合っていました。教室内には楽しそうな笑い声が響き渡り、子ども達の笑顔が絶えません。この日1日で遊びきれなかった正月遊びは日を改めて行われました!

 

<重本園長先生におはなしを伺いました!>
河原あゆっこ園では、幼児期から日本の文化に親しんでほしいと考え、季節ごとに行う行事を大切にしています。今日は、日本舞踊の披露や異年齢でグループを組んで正月にちなんだ遊びを楽しみました。始めは苦戦していたコマまわしも、段々と上達していく子ども達の姿に日々の成長を実感しています。

本園では日本の伝統文化の一つとして、お茶会を行っています。お茶会では、あいさつをしたり、正座をしたり、静かに待つという基本的な作法から入り、年長児からは本格的にお茶をいただくという経験を通して、作法を学んでいます。幼児期の体験はとても重要なことであると捉え、日本の伝統文化を知ることや、2月の節分、3月の桃の節句などの日本に昔から伝わる伝統行事に触れる機会をもちながら、実体験を通して子ども達に伝えています。

研修では職員が河原町巡りをしていますが、まずは職員が勉強をして吸収し、吸収したことを子ども達に伝えたいと思っています。地域の人と積極的に関わり、併設している子育て支援センターと地域と連携しながら、子ども達が安心して過ごせる環境、子育てしやすい環境づくりに努めています。

 

 

≫≫河原あゆっこ園≪≪
鳥取市河原町長瀬48-1
TEL 0858-85-2750