王国リサーチ(子育て支援情報レポート)

河原町子育て支援センター「ほのぼの広場」

今回は、河原あゆっこ園に併設された河原町子育て支援センター「ほのぼの広場」にお邪魔しました!(以下、「ほのぼの広場」と言います。)

「ほのぼの広場」は、0歳から就学前の子どもを持つ子育て家庭の方が集い、親子やおうちの方同士の交流ができる施設です。河原町の子育て拠点施設として、子育てに関わる各機関(保育所、保健センター等)と連携を取りながら、妊娠期から就学までの子育てを継続的に支えています。
内容は月によって様々ですが、季節感を取り入れた行事、誕生会、保健師による育児相談・発育測定などが開かれています。

 
続々と、「ほのぼの広場」に親子が集まり始めました。この日は、0歳~2歳の親子7組が
遊びに来られました!

 
子ども達は好きなおもちゃで自由に遊んだり、お母さんや職員の方に絵本を読んでもらったり、
のびのびと体を動かしていました。

 
絵本を開いたり、自分の身体よりも大きなクマのぬいぐるみを抱えながら、お母さんのところまで持って運ぶ可愛らしい姿も見られました♪

 

~親子でものづくり体験~
「ほのぼの広場」は、子どもが楽しい場所であることはもちろん、お母さんがリフレッシュできる場所でもあります。この日は、かわいいデコレーションをした自分だけのオリジナル作品「リースづくり」が開かれ、参加されたお母さん達は思い思いに工作を楽しんでいました♪
 
子どもよりもお母さん達が工作に熱中の様子♪その間、子ども達は同じ部屋で自由に歩き回ったり、職員の方とおもちゃで遊んだりしていました。

 
(写真左)参加された親子の中には、子どもがチャレンジできるところや大人が手を加える部分など、役割分担しながら、親子でものづくりを一緒に楽しむ姿も見られました。
(写真右)参加された親子と、「ほのぼの広場」専任の田中先生(左)。

この日も和やかな雰囲気の中、親子でゆっくりと楽しい時間を過ごされていました♪

 

<ゆずきちゃんのお母さんにお話を伺いました!>
週に1・2回くらい、遊びに来ています。人見知りをするほうなので、センターに遊びに来たお友達や先生と交流を深めながら、この子の輪が広がったら良いなあと思っています。通い始めてから半年が経ちますが、少しは環境に慣れてくれたかな?ゆっくり、娘のペースで楽しく過ごしてもらえたらと思います。

「ほいくえんいく?」と聞くと、うなずく娘。「ほのぼの広場」は、お母さん同士で話が出来たり、支援センターで一緒に時間を過ごしていたお友達がそのまま園に通われることも多く、安心できたりするので、心強く感じています。保育園に通うまでは、この環境を楽しみたいです!

ゆずきちゃんとお母さん。(撮影当時:2歳)

 

<なつきちゃんのお母さんにお話を伺いました!>
以前は、週3回くらいの頻度で通っていましたが、今は月に2・3回程度遊びに来ています。上の子が1歳5ヶ月くらいのときから「ほのぼの広場」の一時預かりをよく利用していたので、下の子も同じ年齢で利用させていただくことになり、上の子に続いてお世話になっています。通っていくうちに、先生や遊びに来られるお子さんとも顔なじみになってくるので、少しずつ雰囲気にも慣れてきて、自由に動いたり、遊んだりしています。

今回の「ものづくり」のように、親子だったり、お母さん達のためのイベントが開かれるので、いつも楽しく参加しています。子どもの姿をすぐ近くで見ながら、お母さん達が安心してイベントに参加できる環境を先生方がつくって下さるので、嬉しいです。毎回どんなイベントが開かれるのか楽しみにしています!
 
なつきちゃんとお母さん。(撮影当時:1歳5ヶ月)

 

<田中先生にお話しを伺いました!>
「ほのぼの広場」では、毎月の楽しいイベントの開催や絵本の読み聞かせのボランティアの方に来ていただいて、わらべ歌や絵本の読み聞かせをしています。4月・5月の通い始めは初めましてというような雰囲気ですが、イベントや様々な体験を通して、同じ時間を過ごしていくうちに、少しずつ子ども同士、お母さん同士の交流が深まっていたり、子どもの話や子育ての悩みを相談し合ったりするお母さん達の姿が見られます。

また、お隣の公民館をよく利用させてもらっていますが、季節の行事等の際には公民館の方が焼いてくださった手作りのケーキを園のお茶タイムのときにいただいたり、盛んに交流をさせてもらっています。今は、家でお母さん一人でお子さんを見られているご家庭も多くある中で、昔のように地域ぐるみで子育てができたらと思っています。

職員の立場としてお母さん達と関わっていく身ではありますが、“近所のおばちゃんのような存在”でありたいと考えています。お母さんや子ども達に気軽に声をかけてもらえるような雰囲気づくりを意識しながら、日々過ごしています。保育士として子どもに関わってきたことが、何かの役に立てば・・・子育てには正解がないですし、きれいごとだけでは子育てはできません。人それぞれの人間味を出しても、それも良いのではないかと感じています。「ほのぼの広場」が、お母さんがちょっとお散歩をする気分で気軽に出かけられるような、そんな場所になればと思っています。

 

<河原あゆっこ園園長兼支援センター長の重本先生にお話しを伺いました!>
「ほのぼの広場」は、未就学児を対象に親子で楽しい時間が過ごせる保育施設です。毎月親子で楽しめる体験型イベントを開催したり、子どもが好きな遊びをしたり、自由に体を動かして、楽しい時間を過ごしています。また、楽しいイベント・行事に加え、定期的に保健師さんに来ていただいて、健康相談、発育相談を実施しています。

センターでは、毎月様々なイベントを企画していますが、イベントの開催を計画していても、計画は、あくまでも計画。お子さんの気持ちのタイミングも異なります。子どもの“これがしたい!”の気持ちを大事にしながら、当日の遊びの様子によっては、夢中になっている子どもの遊びをそのまま見守ったり、柔軟な対応を心がけています。

「ほのぼの広場」は子どもが楽しいのはもちろんですが、お母さん同士が交流したり、リフレッシュしたり、ゆっくりとした時間を過ごせる場所です。ふれあい遊びや季節の行事を通して、親子の関係性を深めながら育児の楽しさを知る機会になればと思っています。

 


「ほのぼの広場」の玄関はこちら。

 

≫≫河原町子育て支援センター「ほのぼの広場」≪≪
鳥取市河原町長瀬48-1(河原あゆっこ園内)
TEL:0858-85-2750

開園日・開園時間:毎週月曜日~金曜日 9:30~15:30
子育て相談(電話・面接):毎週月曜日~金曜日 10:00~15:30