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キッズタウンかみごとう(とっとり自然保育認証園)

鳥取県では、豊かな自然を活用し、自然体験活動を行う保育所、幼稚園等の施設を認証する
「とっとり自然保育認証制度」を平成29年3月31日に創設しました。
今回は、この自然保育認証制度に認証された保育施設をご紹介します!

(とっとり自然保育認証制度について、詳しくはhttp://www.pref.tottori.lg.jp/267067.htm をご覧ください。)

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キッズタウンかみごとうは平成14年4月1日に認可保育所として開園し、地域子育て支援センターを併設。平成16年、0、1歳児の第2保育園の開設に伴い、2歳から就学前の子ども達が通う園舎となりました。平成27年4月の子ども・子育て支援新制度スタートに伴い、幼保連携型認定こども園へ移行し、それぞれの園の機能を補完しながら運営しています。

園の目指す子どもの姿は“心も体も元気な子ども”。この目標に向かって教育・保育を展開し、幼児期にふさわしい生活や遊びを通して遊びきる子どもを育てます。

また、四季を通して年齢に応じた園外活動を行い、季節の遊びを取り入れながら、豊かな生活体験となるよう各種行事や季節の行事を行っています。

~緑の芝生が広がる園庭~
 
緑が少なく、硬い地面で転ぶとケガをしやすい環境だった園庭。「子ども達が裸足で走りまわり、転げまわることができる緑の園庭にしたい」と考えていた時、『鳥取方式の芝生化事業』に出会いました。試行錯誤を繰り返しながら、芝生化して10年経過する今では、広い園庭一面に緑の芝生が広がっています。

園庭には芝生のほかにも木々が植えられ、園舎の周りには、豊かな自然が少ない中でも、緑の広がる園庭となるように工夫され、その環境を十分に活用しています。

 
優しい木漏れ日に包まれる、園舎と園庭をつなぐテラス。

 
(写真左)芝生でかけっこしたり、ボールを使ってしっかり体を動かして遊びます。
(写真右)「見て見て~!高いところだって平気だよ♪」と、年長さん。

 
園庭には木造の大型遊具があります。綱を引いて高いところに登ったり、トンネルの中に入ってかくれんぼをしたり♪子ども達は様々な遊び方を見つけます。

 
(写真左)砂山のてっぺんまで登り、一気に駆け下りるのが楽しそう♪
(写真右)水を加えた砂を手の平でぎゅっと丸めて、砂場で泥だんごづくり。

 
(写真右)芝生に寝転がり、太陽の下で先生(左)が日向ぼっこを始めると、子ども達もゴロン♪フラフープ内が自分のテリトリー。

 

~園の近くにある畑へ行ってみよう~
 
手をあげて、交通ルールを守りながら決まりよく出発~!

 
畑に行くと、一面にサツマイモの葉が広がっていました。
「サツマイモはできているかな~?」と、葉っぱをかきわける園児。


サツマイモの実りを楽しみにしながら、園児は手をつないで園舎に戻りました。

やがて実った野菜は収穫し、園児が給食の先生のところに「できたよー」の大きな声とともに給食室へ運びます。その日採れた野菜が給食に出てくることもあり、みんなの楽しみの一つになっています。また、給食は開園当初から化学調味料不使用で、自然の素材の味が活かされた優しい味付けです。

 

<田中 京子園長先生からお話を伺いました!>
園の周りはそれほど緑の広がりがあるわけでもなく、自然に恵まれているとは言えない環境なので、正直なところ、自然保育認証制度の申請に迷いもありました。
子ども達は外遊びが大好きです。自然と触れ合う中で、沢山のことを学び、育っていきます。自然体験活動を日頃より大切と思い、過ごしてきた私たちにとって、「緑豊かな自然を生かした自然体験活動」をどう考えるのかが課題であると思いました。

“私たちには何ができるだろう”と考え、このような環境でも、できる自然体験活動は何か、環境の工夫でできることは何かを考え、意識することで、自然体験活動を一歩進めていく機会にできるという思いでこのたびの自然保育認証制度申請に踏み切りました。近くに緑や公園が少なく、以前は湊山公園へ汽車で出かけていました。子ども達の様子を見ていて「これなら歩ける!」と数年前より1時間ほど歩いて出かけています。園を起点として、湊山公園と反対方向にある弓ヶ浜公園へも1時間ほどかけて出かけます。道々、自然の移り変わりを目にし、川で鴨やカエルを見つけるなど、楽しんでいます。年齢が上がるにしたがって、歩く距離を伸ばして行きます。「歩く力」は大事な力です。

年長になると、春には桜の湊山公園へ、夏冬は大山青年の家でお泊り保育、そり遊びを行っています。そり遊びをスタートして7年、お泊り保育は認定こども園へ移行してから3年になります。友達と一緒に行った大山、緑や雪に覆われた大山、歓声を上げて滑ったそり遊び等、大山というフィールドを実感してもらいたいという思いで実施しています。たとえ年に夏冬1回ずつであっても、友達と過ごした楽しい時間は子ども達の原体験となり、生きる根っこを太くしてくれると思っています。

晴れ、雨、風、雪と天候も様々。人は自然そのものなので、天候に心身共に左右されます。
子ども達は雨が降っていなければ園庭へ飛び出し、雨が降れば室内へ。春はダンゴムシ探し、暑い夏には水遊び、秋はドングリ拾い、冬は雪の中で走り回ったり、雪だるまを作ったり、子ども達の遊びは変化しています。日々、季節の遊びを大切にしています。また、栽培活動でできた野菜を厨房へ届け、自分たちで育てた野菜が入っていると、苦手なものも、「おいしい!」と笑顔の子ども達。食育活動とつながる栽培活動を大切にしています。

私たちは日々の園生活に、いかに自然体験活動を用意できるのかを考え過ごしています。

 
「緑が子ども達の原風景になってほしい。」と笑顔で話す、田中園長先生。

 

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