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認定こども園 倉吉幼稚園(とっとり自然保育認証園)

鳥取県では、豊かな自然を活用し、自然体験活動を行う保育所、幼稚園等の施設を認証する
「とっとり自然保育認証制度」を平成29年3月31日に創設しました。
今回は、この自然保育認証制度に認証された保育施設をご紹介します!

(とっとり自然保育認証制度について、詳しくはhttp://www.pref.tottori.lg.jp/267067.htm をご覧ください。)

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倉吉幼稚園は明治39年に創立され、100余年の歴史と伝統のある幼保連携型認定こども園です。子どもの主体性を尊重し、集団生活を通して体験や経験を重視する中で人間形成の基本を養い、長年に渡り様々な取り組みをしています。

打吹山の恵まれた自然環境の中で、積極的に園外保育を展開し、自然の移り変わりやその季節に採れる旬のものを食べることで四季を感じ、生き物との出会いにより、子どもたちの豊かな感性を育んでいます。

 
どろんこになって遊ぶ子どもたちの表情は、いつもキラキラと輝いています。森林浴や園外保育を存分に取り入れた、この活動こそが“倉吉幼稚園ならではの幼児教育”。上り下り、延々と続く階段の坂などへのチャレンジを幾度も重ね、丈夫な身体づくりを目指し、子どもたちの健康づくりに努めています。

そして、園の教育・保育のテーマを「乳幼児期の生きる力の根っこ育て」とし、①丈夫な身体をつくる、②脳を鍛える、③五感を育てる、④豊かな感性を培う、の四つの柱を軸として、子どもたちへのアプローチを続けています。
特に「丈夫な身体をつくる」という柱の中には、『土踏まず形成と下あご形成』を組み込んでおり、平成20年から園医、園歯科医、靴医学界をリードする先生方、ウオーキングの専門家や管理栄養士の先生たちと園教諭でプロジェクトチームを結成。倉吉幼稚園では日々の遊びの中で、園児の土踏まずと下あごの形成を図り、成長を測定し、その記録の積み上げが子どもたちの姿に表れることを目指した研究をしています。

 

~さあ、打吹山へいこう!~
この日は、もも組(0歳児)~年長組までの異年齢交流のふれあい遊び「なかよしタイム」の日。縦割り保育(異年齢保育)を活動に取り入れている倉吉幼稚園では、一年を通して縦割り班(異年齢混合で構成された班)で行動します。異年齢同士で手をつなぎ、園舎裏にある打吹山へ出かけました!
 
子どもたちが楽しく、正しく、靴がはけるようにと、先生と保護者による合作で誕生した“くつくつソング”の歌。「かかとをトントン、トン・トン・トン♪」
先生の掛け声に合わせて、子どもたちもかかとをトントン♪

 
靴のテープをぎゅっとしめたら、靴はき確認OK!!

 
ペアで手をつなぎ、さあ、打吹山へ出発進行―!

 
「これ、食べれるんだぞ~!」道中で“さじっぽ”を見つけた園長先生。
「さじっぽってなあに?」と、みんな興味深々の様子。実際に食べるとほのかな酸味のある梨のような味がしました。

【さじっぽってなあに?】
地方では“さじっぽ”と呼ばれていますが、正式名は、虎杖(イタドリ)と言って、タデ科の植物です。若い芽は酸味があり、皮をむいて生で食べたり、炒め物、酢の物など様々な料理方法があります。(※食べられる植物かどうか、図鑑などで調べましょう。)

 

 
(写真左)「まだまだ上がるよ。がんばれ~!」と、先生たちが子どもたちに声をかけます。
(写真右)手をにぎり、小さい子の歩くペースに合わせて進む、優しいお兄さんお姉さん。

 
(写真左)葉脈だけをきれいに残しながら、葉っぱを食べる虫の痕跡を発見!
「先生、見て!葉っぱがすけているよ~!」
(写真右)園児は、いろいろな形や色の落ち葉や松ぼっくりを見つけていました。

 
(写真左)年長組は年中・年少組と別れ、峠の展望台へ!階段を上がると・・・
(写真右)打吹山にある展望台に到着!緑豊かな街の景色と涼やかな風を肌で感じながら、子どもたちは「ヤッホーー!!」と大きな声を出し、満面の笑み。

 
山の中で静かに耳を澄ませると、鳥のさえずりが聞こえました。
(写真右)地面にはいつくばりながら、上を目指す園児のたくましい姿。
「もう一息だあ、がんばれ~!」

 
(写真右)木漏れ日の中、子どもたちは園長先生と共同作業で椿の落花を集め、飾りづくり。
「よーし、出来たら幼稚園に飾ろうで!」と、園長先生(中央)。

 
カマキリの卵を発見!積極的に卵の入った袋を手のひらにのせ、眺めながら興味深々の子どもたち。

 

~次は折り返し、山頂から下山~
 
「こわい~~!・・・」と、上りの急斜面にしがみつく年少組の園児。そばで先生が「がんばれ がんばれ、先生ここにいるよー!」の応援を励みに最後まで一人で上ることができました!
(写真右)上りきった園児は、先生(左)と嬉しそうにハイタッチ♪「やったね!」

 
給食の時間も近づき、「あ~、おなかすいたあ~!!」「給食いっぱいおかわりする!」と、先生と子どもたちの楽しそうな会話。

 
帰る途中では、山頂から、「ヤッホ~~!!」と大きな声。
続いて、「おかあさ~~ん」「おとうさ~~ん」の可愛らしい元気な声が聞こえました。どこからか、「はあ~~い!」と、大きな声の返事が戻ってきた瞬間、笑いが起こりました。そう、声の正体は園長先生。子どもたちの可愛らしい声、おうちの人にも届け!!

さあ、残すは帰りの下り坂だあ~!!と、帰りの道中では、
あれれ、どこからか泣き声が・・・

初めての打吹山に不安が募り、涙がこぼれる園児に先生が優しく声をかけ、フォロー。
この光景に思わず「がんばれ!」と応援せずにはいられません。

 
園長先生が“うらじろ”を見つけ、左右2枚に大きく広がる葉っぱを飛行機の羽に見立て、ビューンと山の斜面から飛ばしました。それを見た子どもたちは、「すごい!けっこう飛んだあ~!」と、歓声を上げ、園長先生をお手本にうらじろの飛行機を飛ばしました。

 
時折、急な坂道に顔がこわばってしまう一面もありましたが、最後は全員が無事に笑顔で下山しました!

 
打吹山への山登り。初めての園児もいる中でのチャレンジに笑いあり、涙ありで、笑顔や泣き顔の可愛らしい子どもたちの表情と最後まで諦めない姿にたくましさを感じました。

 

<日野園長先生にお話を伺いました!>
倉吉幼稚園では、多くの活動を縦割り保育で行っています。例えば、運動会の全園児によるリレーや大玉ころがしは、練習1回のみの本番勝負!年長組は2歳児とペア、年中組は年少組とペアを組み、競技も縦割りで行うので、真剣勝負、時には逆走などのハプニングもあったり、楽しみながら取り組んでいます。

そして、今日は今年度初となる園外保育の活動で打吹山へ出かけました!縦割り班でペアになり、異年齢の友だちと手をつないだり、多くふれあう機会をもつことで、年長・年中組が時にリーダーシップをとったり、フォローをしたり、また、小さい年齢の子がお兄さんお姉さんを見て、大きくなることへの憧れをもちながら、日々成長していきます。

幼児らしい生活を過ごす中で、自分は自分の主人公であり、自ら気づき、自ら考え、行動し、自分で責任をもたなくてはならないのだということを子どもたちは体で覚えます。こうした園生活での体験や経験の中に憧れを抱き、なりたい自分になっていくのだと思います。

また、子どもの学びは遊びの中にあります。年齢に合った保育をする中で、私たちは一人ひとりの個性と向き合いながら、充分に身体を使い、遊び込むことができる子を育て、しっかりと「食べる・遊ぶ・寝る」という生活の上に取りこぼしのない力の獲得を意識して、協同体志向による保育の実践をと考えています。子どもたちは、活動を通して多くの体験をしながら熱中して遊び込みます。幼児教育、保育の質を上げながら、遊びの中で学びを育み、子ども一人ひとりに向き合い、その子の学びと育ちに寄り添います。

そして、『保護者は幼稚園の応援団!』。園では、子どもたちの成長の記録を残して、お父さんお母さんに伝えています。保護者のかたに応援してもらい、また、多方面でも様々なかたに背中を押してもらいながら、私たちの保育が成り立っています。

 
「遊び込みこそが、子どもたちにとっての学び!」と話す、日野園長先生。

 

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