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NPO法人大山綿の花(だいせんわたのはな)

NPO法人大山綿の花(以下「大山綿の花」といいます。)は、廃校となった学校を有効活用し、校内に“ひだまりサロン(事務所)”を活動拠点とする、県西部のNPO法人です。

大山綿の花は、これまで行ってきた“高齢者の生活支援”や福島から保養に来られたかたの子どもたちとの交流支援事業“福島こどもほようプロジェクト”のほか、大山町の学校給食配達の支援事業を行っています。また、これらの活動に加え、現在では子どもたちに海の生き物に触れるなどの体験イベントの活動として、「こども体験支援事業」にも取り組み、竹の水鉄砲をつくる竹細工や夏には海へ行って磯辺で海の生き物を探す海遊びなど、昔ながらの遊びの中で学びや生きる力を養い、後世に繋げる活動をしています。

 

<竹ひごを使ってつくる昔ながらの手づくり凧(たこ)>
今回は「こども体験支援事業」の活動の一環として3月に開催された、親子で昔ながらの竹ひごの凧をつくる体験ワークショップ『みんな集まれ!凧を作って凧あげ大会をしよう!』の開催の様子をお伝えします!

~さあ、まずは凧づくりから~

この日は2組の家族が参加し、4人のこどもたちが凧づくりにチャレンジ!
凧づくりを始める前に、今回の凧づくりの先生で大山綿の花理事長である荒田さんから、
竹ひごの長さをあらかじめ決めておくことなどの上手につくるポイントや注意点などの説明がありました。

 
早速、凧づくり開始~!和紙は、しっかりしていて破れにくい希少な島根の広瀬和紙を使用。凧づくりにも最適です。竹ひごにボンドを丁寧につけていき、大きな和紙の角と角を斜めに貼り合わせていきます。
(写真左)理事長の荒田さんと一緒に竹ひごにボンドをつけていく、ゆうと君(当時:7才)。

 
続いて、上部4分の1程度のところに垂直に竹ひごを重ねます。2本の竹ひごが交わる場所にテープがひし形になるように止めるのが、ポイント!あとは、テープで端や軸の竹ひごをテープで止めれば、凧の完成です。
(写真右)理事長の荒田さんのアドバイスを受けながら、お父さんと一緒に凧を完成させていく、おと君(当時:5才)。

 
(写真右)出来上がった凧に仲良くおえかき中の、りこちゃん(左/当時:3才)と、そら君(右/当時:7才)の兄妹♪なにを描いているのかな~?

 
仕上げにタコ糸と、長めに切った和紙でヒラヒラとした尾をつけたら完成~!「凧はタコ糸をつける角度で、あがるかどうかが決まるからね!ここ大事なポイント。」と理事長のあらたさん。
(写真右)なんと、竹でできた手づくりの持ち手も荒田さんの手づくり!

~ようやく、凧の完成!さあ、外へ出て凧をあげてみよう!~
 
(写真左)「よ~し!できた!!」「じゃあ、完成した凧を並べてみよう」
出来上がった凧をみんなでお披露目しました♪
(写真右)廊下中に響きわたる楽しそうな笑い声。みなさん足早に階段をかけ降り、外へ!

 
学校跡地にある広いグラウンドで、上手に出来上がった凧をあげてみようと試みるもなかなか良い風が吹かず、少し苦戦中・・・何度か繰り返すうちに少しずつ風も吹きはじめ、いくつかの凧があがりはじめました。

そんなとき・・・
「この風では、だめだ。海のほうが凧がもっとあがる。海へ行ってみるか!」と、理事長の荒田さんの一声で、校庭から場所を移し、すぐ近くにある海辺へみんなで行ってみることに!

 
(写真右)「わ~。すごい~!!海のほうは、すぐにあがったね!」みんなの凧は、大空高くあがり、あがった凧を見上げると太陽の光がまぶしいほど。

 
(写真左)「これ楽しい!」凧をあげているのは子ども達にかわって、いつの間にか
お父さんお母さんたち。
(写真右)子どもたちはというと・・・
凧あげの途中からすぐそばの岩場で魚やカニなどの海の生き物探しに夢中♪

 

~遊び終わったあとは、おいしい牡丹鍋(イノシシ鍋)~
 
遊び終わったあとは、理事長の荒田さん特製の牡丹鍋が振る舞われました。イノシシは、臭みを全く感じないやわらかい肉質で、イノシシ肉や大根、きのこなどがたっぷりと入ってじっくりと煮込まれたイノシシ鍋は、大根も味がしみて甘めの味付けで絶品!身体もあたたまり、子どもも大人も完食。みんなでおいしくいただき、凧あげ大会は楽しいうちに終了しました。

 

≪5人で参加した松本さん親子。ママにお話を伺いました~!≫
いつも大山綿の花さん主催のイベントには、親子で楽しく参加させてもらっています。
「危ないから、だめ!」ではなくて、大人がそばで見守りながら、子どもに自然体験の中で、“こわい”という気持ちを知ってもらいたいと思っています。
ここでは、昔ながらの遊びかたを教えて下さるので、わかっている人がそばにいてくれると安心です。子どもには自然の中でたくさんのことを経験させてあげたいですね。
 
(写真右)2人のお兄ちゃんと仲良くかけっこをしたり、ママやパパに甘える様子が可愛らしい、りこちゃん。ママにべったりで嬉しそう♪(当時:3才)。

 

≪3人で参加した寺谷さん親子。ママにお話を伺いました~!≫
今日は、親子3人で参加しました。海あそびやタケノコ採りに何度か参加させてもらったことと姉が大山綿の花で活動していることをきっかけに、度々参加させてもらうようになりました。“自然の中でどんな遊びをしたら良いか?”など、楽しい遊びを教えてくれます。一緒に参加されるご家族やスタッフのかたともお話ししたり、体験を通して交流を深めていけるのも楽しみのひとつですね。また、今後も3人で参加したいです。
 
(写真左)出来上がった凧の完成を見て嬉しそうな、ゆうと君(当時:7才)。

 

≪NPO法人大山綿の花の皆さんにお話を伺いました!≫
~スタッフの武尾さん~
小さいお子さんを持つ、いまの若いお父さんやお母さんたち。「海で遊ぶことがほとんどなく、遊びにいっても海に浸かって浜辺でご飯を食べて帰る。」という話をよく耳にします。大山綿の花では、理事長の荒田さんが毎年主催している“海あそび体験”を昨年の夏にも開催し、実際に海へ行って、岩場で魚を探したり、採った貝やカニをその場でみそ汁にして食べたりして楽しんでいます。自然体験は、すべて荒田さんが昔から遊んできた遊びをするので、海にはどんな生き物がいて、どんな場所にすみ、何を食べているのか?など、荒田さんの長年の知恵と知識なら自然遊びのことは“おまかせ!”です。自然について、知らないことをいろいろと教えてくれます!

~事務局長の立林さん~
今回は、「こども体験支援事業」の取り組みとして、親子で昔ながらの竹ひごの凧(たこ)をつくる体験ワークショップを開きました!竹ひごを使って、昔ながらの凧のつくりかたを当法人の理事長の荒田さんに教えてもらいながら、子どもはお父さんやお母さんの助けを借りて凧を完成させ、空にあげたり、親子で一緒に過ごす時間を楽しみました。
大山綿の花では、季節で楽しめる自然遊びを中心としたイベントを開催しています。子どもたちにおもいきり自然に触れてもらい、体験を通して親子で楽しんでもらえる場となれば、嬉しいです。次回予定は6月!竹ぞりで芝生を滑る遊びや竹ぞりもつくる予定です。
大人も一緒に自然体験をしましょう!イベントは、どなたでもご参加していただけますので、ぜひお気軽にお問合せくださいね~!

~理事長の荒田さん~
私が子どもだったころは、今のように便利なものやゲームなどない時代で、自然が遊び場でした。海や川で魚を採ったり、山に登ってはよく遊んだものです。
大山綿の花が主催するイベントでの自然体験は、今までの経験の中で自分がやってきて楽しかったこと。昔ながらの遊びを子どもやお父さんお母さんたちにも体験してもらい、親子で楽しめることを私たちも一緒になって楽しんでいます。昔の遊びは、自然での遊び。今の若い親御さんには少々“危ない”と、危険を感じてしまう遊びもあるかもしれませんが、大人が子どもの安全を見守る中で冒険をさせ、様々な体験を通して、強くたくましく育ってほしいと思っています。子どもは正直で、外で遊ぶのが大好き!

大山綿の花の名前のように、“綿(わた)”は白い綺麗な花を咲かせ、花はやがてつぼみの中で真っ白な綿をつくり、ふわふわの丸い綿のかたまりの中で、コットンボールのような種をつくります。種がポンッポンッと顔を出す綿は不思議なものでほかにひとつとして同じものがないことに私たちの可能性を重ね、名前を“綿の花(わたのはな)”としました。これからも人がやっていないことを楽しみたいと思います。
 
(写真左)綿の中にある種を専用機械を使って取り出している様子。
(写真右)綿の中から出てくる、コットンボールのような種。

 
左から、事務局長の立林さん、理事長の荒田さん、スタッフの武尾さん。

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(旧 光徳小学校)

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