幼児期は基礎形成の時期
幼児期は人としての基礎が形成される最も重要な時期であります。この時期に子供たちの生活、環境により、後々の成長に大きく影響を与えます。
歩育は、歩くことにより自然や社会に触れ、豊かな心や生きる力を育てることを目的とした保育所・幼稚園・学校・家庭・地域での活動であり、歩く喜びや歩く楽しさを子供たちが体験しながら学ぶ総合教育運動であります。
歩育を実践する5つの要素
歩育を実践するには5つの要素を明確に内容の中に取り入れる必要があります。
① 対象
保育園、幼稚園、小学校低学年、小学校高学年、中学校の子ども
② 目的
基礎体力を養う 歩く習慣をつける 忍耐力、精神力を培う チームワークを育てる
③ 内容
通園・通学ウォーキング ネイチャーゲームウォーク 歴史探訪ウォーク タウンウォーク
地域の人々とのふれあい 楽しさ・ゲーム
④ 方法
内容により、時間や距離を設定
日常として校庭、通学路、公園、自分の生活地域
非常として里山、森林、海辺、湖、池、史跡
⑤ 評価
全体のプログラムの実施に対する評価をします。
※参考資料:「歩育のすすめ」三省堂 社団法人日本ウオーキング協会 監修 村山友宏・山羽教文 編著
歩育効果10ヶ条
日本ウォーキング協会(JWA)会長 村山友宏 氏は歩育効果10ヶ条を次にまとめています。
1、よくあるくことは、意欲を引きだし、目標を持った「前向き」の姿勢をつくり、「克己体験」を増やし、「気力 根性・ガンバリ精神」を養う。
2、よく歩くことは、脳を活性化すると共に、人格中枢を担う「大脳前頭葉」を発達させ、呼吸を深め、肚(はら)に納め、こらえ、 ガマンするといった自己抑制力を養う。
3、よく歩くことは、全身運動の機会を増やし、足腰を鍛えて「歩く力」をつけ、「全身持久力」「健康力」を増進し、「粘り強いからだ」をつくる。
4、よく歩くことは、五官による直接体験を重ね「豊かな感性・五感力」を育てる。
5、よく歩くことは、自然観察を増やし、「自然学習・環境学習活動」を豊かにする。
6、よく歩くことは、人との交流共生機会を増やし「人の絆」を深め「人間関係力・社会共生力」を育てる。
7、よく歩くことは、地域認識の機会を増やし、「郷土の再認識・郷土の誇り意識」、さらには「国土再発見・祖国の誇り意識」を高める。
8、よく歩くことは、5K(健康・環境・教育・観光・交流)への関心を生み、「社会貢献・地域貢献・環境貢献」活動を促進する。
9、よく歩くことは、大地に足を着けて生きる暮らし方に気づく機会となり、ヒト本来のライフスタイルを回復させる。
10、よく歩くことは、以上の効果を通じて「逞しく生き抜く自信」や「生きる幸福感」をを培う。
実践に向けて
以上のように、歩育は子どもに健やかな成長を与えてくれますが、お父さん、お母さんが大切さを認識しなければ子どもたちに伝わりません。 また、歩育に取り組む子ども、保護者、団体、この三者が皆さん方の協力を得、実践に取り組んでいきたいと思います。
